変化が加速する世界、立ち止まっている日本
世界を見ると、変化が加速しています。マスメディアは、世界金融連動、アジア・アフリカの世紀、TPPやEPAなどの経済連携、ITが変える世界、と地球規模で起こる変化を伝えていますが、1カ所で起きた変化が別の空間に伝搬して影響が起きています。ヒト・モノ・カネが国境を超え、多様な変化を招き寄せているのです。日本に目を転じましょう。日本社会が直面している問題を雇用の側面から整理すると、以下のキーワードが上げられます。
少子高齢化社会、年金問題、グローバル人材の不足、非正規雇用の増大、進展しない女性活用。
グローバル人材の必要性が強調されているのに、日本人の英語力はアジア各国の中で最下位レベルという指摘もあります。大学改革もいっこうに進みません。このままでは日本は衰退シナリオの通りになってしまいます。しかし本にも希望の光は見えています。