
テレワーク未対応企業の7割以上の経営層が今後を不安視
新型コロナウイルス感染症の影響を受けてテレワークを進めたという企業もある中、さまざまな事情から「導入できない」という企業も多い。そこで、経営者と社員それぞれの実態意識を訊いた。まず、経営者側に「新型コロナウイルス感染症が今後も拡大した場合に経営への不安を感じるか」と尋ねると、「不安を感じる」が32.1%、「やや不安を感じる」が44%となり、合わせて76.1%が経営不安を感じていることがわかった。

社員側も8割が「テレワークは困難」と認識
次に、社員側に「所属企業においてリモートワークを導入できると思うか」を尋ねると、「不可能だと思う」が71%、「やや不可能だと思う」が8.8%となり、合わせて79.8%にのぼった。一方、「やや導入は可能だと思う」と「導入は可能だと思う」とした合計はわずか3.4%にとどまっており、業界や業種によるテレワーク導入の困難さが浮き彫りになった。
約9割の経営層はテレワーク導入に消極的。理由は「テレワーク困難な業務」であるため
続いて、経営層に「自身の企業における、今後のリモートワーク導入予定」を尋ねた。すると、実に80.2%の経営層が「導入しないと思う」と回答。「やや導入しないと思う」も7.7%で、9割近い回答者がテレワークの導入を見込んでいないということがわかった。

20代社員は他年代に比べ、「テレワーク可能な環境」への転職意欲が高い傾向に
次に、社員に対し所属企業がテレワークを実施しなかったことで、「現在とは異なる職種や業界への転職意向が変化したか」を尋ねた。全体で最も多かった回答は「変わらない」だったが、全年代で「低下」よりも「向上」の割合が大きい傾向となった。また、年代別に見ると、20代の社員は「やや向上した」(16.9%)、「かなり向上した」(3.6%)と、2割以上が「転職意欲が向上」したと回答しており、全ての年代の中で最も高くなった。
今後を見据え、2割の経営層は「オンラインを活用した新たな取り組み・業務改善」に意欲的
最後に、経営層に今後の「オンラインを活用した新たな取り組みや業務改善などを行う意向」を聞いた。その結果、「そう思う」(4.4%)、「ややそう思う」(18.5%)と合わせて2割超の経営層は、今後の取り組みに対して前向きな意向を示した。