学生の評価が高いインターンシップや採用ホームページには、共通点がある。
フィードバックをもらえるインターンシップを学生は歓迎
楽天の『みんなの就職活動日記』との共同調査方式で、就活中の2014年3月卒予定の大学生、大学院生に対するwebアンケート調査を実施した。今日はそのデータを学生コメント中心にご紹介したい。まず、インターンシップだが、三井住友海上火災保険は「グループワークなどのフィードバックを最後にやってもらえてためになった」など、学生の評価が高かった。大塚商会も、「仕事さながらで受注営業の内容をすることで真剣に取り組めた。また成績発表と順位付けがある点、最後にフィードバックがある点がその後の就職活動に有益なものとなったため」など人気が高かった。高評価インターンシップへの学生のコメントには、フィードバックというワードが頻出する。体験しただけでなく、それがどうだったかを社員から評価してもらうことが、学生にとってインターンシップの醍醐味になっているようだ。
インターンシップを体験する学生の割合についても、経年比較調査を行っている。2013年卒では、インターンシップは5日間以上の実施とする経団連の倫理憲章改定があり、従来のワンデーインターンシップ的なものが少なくなった。このため、インターンシップ参加学生は文理ともに大きく減少したが、2014年卒では文理ともに増加している。実は、2013年卒採用でうまくいった企業と苦労した企業を比べると、インターンシップで学生と接触できていたかどうかでかなり違いがあったようだ。それもあり、2014年卒ではできるだけ学生との接点を持とうと、5日間で実施する大手が受け入れ人数を増やす、あるいは経団連の縛りを受けない企業がワンデーなり2日間なりで新しく始めるといったケースが増えている。