日置 政克氏(コマツ顧問)
アキレス美和子氏(NPO法人GEWELL理事)
須東 朋広氏(インテリジェンスHITO総合研究所 主任研究員)

9割近くが「人事をライフキャリアにしたい」と回答

寺澤 本日は、これからの人事のキャリアアップの方向性についてお話をうかがいたいと思います。HR総研の調査から本日のテーマに関わるデータを紹介します。
「人事は変わるべきか」という設問に対し、3分の2の65%が「変わる必要がある」と回答し、「変わる必要はない」という回答は12%と少数でした。そして「人事をライフキャリアにしたいか」という設問に対し、半数の49%が「キャリアにしたい」と積極的で、「ある程度気にしたい」の37%を加えると86%と大多数になります。

ところが「人事担当者の育成上の課題は」との設問には3分の2の67%が「課題がある」と回答しています。
つまり人事は変わるべきだし、人事をライフキャリアにしたいと多くの人事担当者が考えているのですが、人事としてのキャリアマップが不明確などの課題を抱えているのです。そういう日本の人事のジレンマを踏まえ、お話しいただきたいと存じます。では日置さんからどうぞ。

グローバルや人材育成という言葉に対する違和感

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