この10年「海外から日本に進出した企業」、「日本から海外に進出した企業」の数は2倍以上の伸びを示しています。また日本を訪れる外国人観光客の数も2012年以降、前年比平均31%の勢いで伸びています。最近は築地市場の場外でも威勢のいい英語が飛び交っているそうで、日本におけるグローバル化の波は業界、業種を超えて各方面で勢いが止まりません。マンパワーグループへの英語人材の派遣要請も2000年から約10倍に増えています。
業種、職種を問わず英語スキルを持つ人材が必要とされている現在の日本。自社で「どのように英語力人材を活用したらよいのか」「よりよい人材を採用するためにはどうしたらいいのか」悩まれている方も多いのではないでしょうか。今回はこのテーマについて考えてみたいと思います。
TOEICスコアが高ければいい?
最近外国と取引を始めた老舗酒造メーカーA社は、海外との取引を円滑にするためにTOEIC900点台のバイリンガルBさんを採用しました。ところが、ビジネスがなかなかスムースに進みません。Bさんには海外からのオーダー管理や請求業務を任せましたが、Bさんはそのような事務経験がなかった為処理に時間がかかりすぎてしまっていたのです。ちょうどカタログやWebの翻訳業務にもう1名採用しようとしていたA社は、Bさんにその仕事を任せ、別に1名、今度は営業事務経験のあるTOEIC600点台の人材Cさんを採用しました。Cさんはリスニングやスピーキングはあまり得意ではありませんが、リーディング、ライティングの基礎力はありました。海外からのオーダー管理や請求業務はEメールでのやり取りが主で、結果TOEIC600点台のCさんは十分業務をこなしていきました。そして900点台のBさんはその英語力をフルに発揮して翻訳業務をこなしていったのです。ここでのポイントは「英語人材も適材適所」であるということです。英語力が高ければ高いほどいいということではありません。どのような業務を任せたいのか、どのような場面で英語を必要とするのかを見極め、業務に必要な経験と英語力を持つ適切な人材を活用することが大事です。派遣社員を活用するのであれば、TOEICのスコアが高いほどお給料も高くなる傾向があります。業務に応じた英語スキル人材を活用することはコストの適正化にもつながっていきます。
優秀な人材を採用する方法はある?
とはいっても、適切な英語人材を見つけるのは簡単なことではなくなってきています。最初に述べたように、日本のグローバル化は2020年に向け益々加速しとどまることを知りません。多くの企業が優秀な英語人材を求めて競争する中、総体的に英語人材は売り手市場となっているのが事実です。たとえば、「経理経験5年以上でTOEIC700点以上」という条件を出して募集をかけるとします。そのような経験とスキルを持つ人材は多くいます。ただ、そのような人材を探している企業もそれ以上に多くいます。その結果、求職者達は働く条件を見てよりよい条件のところで働こうとします。ではどうしたら欲しい人材を確保できるのでしょうか。
ひとつのソリューションとして有効なのが求職者に圧倒的に人気がある紹介予定派遣です。
紹介予定派遣は一定期間派遣社員として採用した後、直接雇用に切り替え自社の社員とする制度です。
最長6カ月間の派遣期間を設けることによって、企業には人材のスキルやお互いの相性を見ることができるというメリットがあります。求職者側にも企業が自分にあっているか判断する期間となり、且つ安定した直接雇用につながるということで大変人気があります。
マンパワーグループが毎年行っている人材不足に関する調査によると、日本は人材不足と感じる企業の割合が調査を行っている43カ国中トップの86%という結果が出ています。(グローバル平均は、40%)です。少子高齢化で人材不足が懸念されている中、確実に自社にあったよりよい英語人材を確保する為に、紹介予定派遣は大いに有効な手段といえるでしょう。
マンパワーグループは1966年に日本でサービスを開始して以来50年間、多くの英語バイリンガル人材を企業に紹介し、独自英語スキルチェックを導入するなど、早くから“英語人材に強いマンパワー”として信頼を築いてまいりました。
グローバル化が加速している今、50年かけて培った知識や経験をもとに、お客様のニーズをじっくりお伺いし、豊富な英語スキル人材の中から最適な人材をご紹介いたします。
■英語人材派遣、紹介予定派遣に関するお問合わせ
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