学生の身分を隠してリクルートで求人広告営業
釘崎 自己紹介から始めると、わたしは1960年生まれ、大分舞鶴高校を卒業して明治学院大学に進み、なぜか劇団活動をしていました。3年の後期からは劇団を引退し、学生の身分を隠しながらリクルートで就職情報誌の求人広告営業を行うことになります。1980年代半ばのことです。それが採用ビジネスとの出会いでした。その後、IT企業を経て、人材アセスメント会社にて適性検査と人事情報システムの企画開発を行いました。そして1995年、国内老舗の求人サイト事業を立ち上げた後に現在の会社(パフ)を設立しました。皮肉なことに、私が会社を設立した数か月後から一気に、それまで紙が中心だった大手就職メディアが、「就職ナビ」に方向転換していきました。1998年のことです。就職メディアがナビ一色になってしまうことに、危うさを感じたものでした。