世界的なビジネス環境の変化の中で、日本企業の人事部の役割、スキル、求められる支援サービスが大きく変わってきている。そこで、HRプロでは人事担当者を対象に、「人事はどう変わっていこうとしているのか」についてアンケート調査を実施した。
現在担当している業務以外で今後担当したい人事業務では、「人事戦略(制度企画、要員計画)」がすべて領域でトップとなり、人事部門の中では一番の人気業務のようである。「人事以外の仕事」を希望する人はわずか17.4%で、回答者の多くが人事の仕事に愛着・やりがいを感じている。
「人事部門」の役割の変化については、「強く感じる」「感じる」を合わせると、すべての領域で7割を超えている。中でも急速に進展するグローバル化に合わせるかのように、「海外人事」では9割にも達している。役割の変化を「あまり感じない」と回答が比較的多かったのは、「採用」系の領域の人に集中する形となった。採用現場では長期ビジョンというよりも単年度ごとでの見方をしてしまう傾向が強いのかもしれない。



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【調査概要】

調査主体:HRプロ株式会社
調査対象:HRプロ会員を中心とした人事担当者
調査方法:WEBアンケート調査
調査期間:2010年9月8日~2010年10月6日
回答社数:362社

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