■採用の背景
住友生命は、営業職員とそれを支える職員が約4.3万名在籍しています。全国に90支社、約1,680支部があり、年間約5,000名の営業職員の採用選考と入社手続きにおいて、支部長と拠点事務担当者、そして支社採用担当者と支社長の間で綿密かつタイムリーな連携が必要であり、その業務は膨大です。デジタル化の実現以前は、大半が紙帳票で手続きしていたため、事務負荷が高く、事務効率化が重要な課題になっていました。また、住友生命では「多様な状況におかれている職員も働きやすい環境の整備」を進められており、労務管理事務における申請・承認業務においては、「いつでも、どこでも、個人所有のデバイスでも」手続き できるデジタル化の推進を検討されていました。
LaKeel HRは、マイクロサービス技術の活用により部品単位で機能の追加や入れ替えができるため、通常パッケージシステムでは対応できない保険業界特有の営業職員の採用選考と入社手続き、そして労務管理事務にも対応することが可能です。
時流の変遷や人事制度の改正にあわせて素早くアドオン・カスタマイズできること、システムを常に最適な状態で使い続けることができる“サステナブルソフトウェア”であることが評価されました。
■利用開始後の効果
2021年12月から第1フェーズとして営業職員の採用選考と入社手続きにおいて、デジタル化と事務効率化を行っています。デジタル化と事務効率化により創出できた職員一人ひとりの時間と余力は、住友生命の「社会公共の福祉に貢献する」パーパス、「一人ひとりのよりよく生きる(ウェルビーイング)に貢献 する」ミッションのもと、お客さまの未来を強くする4つの「先進の価値」の実現に充てられています。第2フェーズは、約4.3万名の全職員に対する労務管理事務の各種申請・承認において、会社貸与端末だけでなく、個人所有のスマートフォンでも申請・承認ができるようシステム開発を進めており、2022年4月から2023年6月末にかけて「身上異動申請・通勤経路申請・退職手続き・有期雇用契約の契約更新」や「給与明細や賞与・臨給明細の電子参照」などで順次利用を開始しました。
これにより「いつでも、どこでも、個人所有のデバイスでも」手続きできるデジタル化を推進されており、「多様な状況におかれている職員も働きやすい環境の整備」を進められています。