調査結果

1. 戦略人事の重要性は理解し、戦略や計画はあるものの、人事の改善・改革の戦略・計画がうまくいきそうにない企業は6割。

2. 事部門に対する経営者からの信頼度は平均66.2点、従業員からの信頼度は平均60.7点。従業員よりも経営者からの信頼度が高い企業が多いが、事業状況との相関は従業員からの信頼度が強い。エンプロイ―エクスペリエンスの向上・エンゲージメントの向上の課題が浮き彫りに。

3. 人材管理、採用、評価、エンゲージメントなどの人事情報を管理するため、複数システムを導入。約50%の企業が2~4個のシステムを管理している。オペレーションの効率を目的にシステムを導入した時は良かったが、人事担当者の属人化になりやすく、データ分析においては、複数のシステムにまたがっていることは負担が増える原因に。

4. 「従業員のエンゲージメントの推移」がもっともデータ化・可視化できていない。人事のオペレーション上必要なく、これまで管理されることが少なったと言われる「従業員のエンゲージメント」「従業員のキャリア希望」などのピープルデータが課題。

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調査概要

第1章:人事部門の期待役割
 調査対象:日本の人事部主催『HRカンファレンス』弊社セミナー参加者55名
 調査方法:インターネット調査
 調査時期:2021年11月
第2章:人事情報のデータ化・可視化
 調査対象:HRプロ会員226名
 調査方法:インターネット調査
 調査時期:2021年11月
“なぜ戦略人事は進まないのか?”人事部門の実態調査。業績状況と「従業員からの信頼」の高さに強い相関。