グローバル⼈材育成・研修業を⼿掛けるインサイトアカデミー株式会社(代表:金 珍燮)は、「カルチャーマップ」のブラジルをピックアップし、プロフェッショナル講師による解説資料を公開しました!

◇お役立ち資料「国別カルチャーマップ ブラジル編」とは◇

【国別カルチャーマップ ブラジル編 資料のご活用方法】

グローバルビジネスにおいて企業から多くよせられる相談のひとつに、「相⼿国の⽂化の理解がマネジメントのネックになっている」というものがあります。

グローバル環境で成果をあげていくためには、異⽂化を理解するための指標を持ち、その背景や要因を紐解いて柔軟に対応していく⼒を⾝につけておく必要があります。

インサイトアカデミーでは、独自にプロッティングした65か国の中から、この度“ブラジル”をピックアップし、8つの指標を説明するとともに、日本との違いを定量 / 定性の両面から分析し、ブラジルビジネスのプロフェッショナルによる8つの指標毎の考察を盛り込んだ「国別カルチャーマップ ブラジル編」をリリースいたしました。

日本との違いをより詳しく学ぶことで、どのような行動をとればよいのかのヒントが見つかるはずですので、ブラジルでビジネス展開をされている企業様はもちろん、仕事上でブラジルの方とコミュニケーションをとる方など、ブラジルビジネスに携わるすべての方におすすめの資料です。


▼国別カルチャーマップ ブラジル編 ダウンロード
https://client.insighta.co.jp/download/culturemapbrazil


▼資料の目次
1.カルチャーマップとは
 1-A エリンメイヤーとカルチャーマップ
 1-B カルチャーマップ8つの指標
2. カルチャーマップ –ブラジル-
 2-A コミュニケーション★
 2-B 評価★
 2-C リード
 2-D 決断
 2-E 信頼
 2-F 見解の相違
 2-G スケジューリング★
 2-H 説得
 2-I 日本&ブラジル文化特性比較

本プレスリリースでは、上記項目の「★」印のプロフェッショナル講師による解説を公開します。


◇「異⽂化理解のフレームワーク」カルチャーマップ◇

▼カルチャーマップとは
カルチャーマップとは、エリン・メイヤー氏が世界有数のビジネススクール INSEADで教授を務める中で、同校のプログラム参加者である世界各地から集まったエグゼクティブから得た情報を検証し作成された、マネージャーが自覚しておくべき8つの指標において、67カ国の文化の相対的位置づけを示した分布モデルです。

---カルチャーマップの8つの指標---

01:コミュニケーション
・他者との対話において明確な物言いを好むか、含みのある物言いを好むか
⇒明確な物言いを好む文化=ローコンテクスト、含みのある物言いを好む文化=ハイコンテクスト

02:評価
・否定的なフィードバックをする際に、直接的に伝えるか、間接的に伝えるか

03:リード
・権力者に対する敬意・服従がどの程度見られるか
⇒敬意・服従の強い文化=階層主義的、弱い文化=平等主義的

04:決断
・意思決定をする際に「合意」をどの程度重視するか
⇒合意を重視する文化=合意志向、個人で決断をする文化=トップダウン

05:信頼
・信頼形成にあたり、「タスクの達成」を重視するか、カウンターパートとしての「関係性」を重視するか

06:見解の相違
・意見の対立を是とするか、非とするか

07:スケジューリング
・スケジュールを遵守するか、状況に合わせて柔軟に対応するか
⇒スケジュール遵守=直線的な時間、状況に合わせる=柔軟な時間

08:説得
・他者を説得する際、原理を根拠に話すか、事例を根拠に話すか


◇プロフェッショナル講師による「カルチャーマップ ブラジル編」の解説◇

【講師紹介】
筒井 隆司
元 ソニーブラジル社長
現 一般社団法人 Japan noharm Association専務理事


※カルチャーマップの指標ごとにおけるブラジルと日本の位置は、資料ダウンロードでご確認いただけます。

▼国別カルチャーマップ ブラジル編 ダウンロード
https://client.insighta.co.jp/download/culturemapbrazil


【コミュニケーション】

▼プロフェッショナル講師の解説
大航海時代のポルトガルを中心とする欧州からの移民や、現地人との交配、アフリカからの奴隷労働者、近代における植民受容政策や難民の流入など、ブラジルは様々な民族・人種によって構成されており、多文化・多様性を特徴とする国です。
こうした成り立ちの中で、周囲の異なる人々とは積極的に対話し、交渉することで問題を解決してゆくのがブラジルの国民性と言えます。

会話におけるブラジル・ポルトガル語も、異なるバックグラウンドを持つ人同士がお互いを理解することに重点を置くためか、文法やスペリングに対しても寛容で、細かなミスを指摘されることはありません。まずは理解し合うことが重視されているように感じます。


【評価】

▼プロフェッショナル講師の解説
カルチャーマップの「評価」に於いて、ブラジルは日本と比べると「否定的なフィードバックを直接的に伝える」傾向がありますが、もう少し細かく見る必要があります。
相手に否定的なフィードバックをする際には、都合の良い解釈や誤解を生む余地がないように、明確に NO を伝える傾向があります。特に、ビジネスに於いて顕著です。

しかし同時に、相手や取引先企業に対するリスペクトは失わないよう配慮することが大変重要で、これがないと相手からのリスペクトも失いかねません。
NOと言う場面でも、理路整然、且つ丁寧に説明します。その説明に納得しない場合でも、相手の立場や考え方に一定の理解を示すなど、相手の価値観を否定しないことがビジネスマナーとされます。

ビジネス判断には実現性や持続性、人材や利益率など、個人的な判断と別の要素で下されることが殆どですので、nothing personal( 個人的恨みはないからね ) と付け加える場面をよく目にします。
ビジネスライクに厳しい判断をした後でも、「個人的関係は別だ」という事で、仕事とプライベートの区別がビジネスパーソンの基本的資質です。


【スケジューリング】

▼プロフェッショナル講師の解説
日本に比べれば、スケジュールや予算などの管理面で、ややルーズとの指摘はあります。
しかしそれは逆に、日本やドイツ、スイスなどが世界平均よりも厳格であるに過ぎないと言えるでしょう。

ブラジルでは時間厳守が最優先ではありません。交通事情や家族の心配事、健康上の理由などがあれば時刻を守れなくても許す寛容さがあります。
ビジネスの会議でも有意義な討論で議論が白熱すれば、時間延長はよくあります。
ただ、説明もなく毎回のように会議に遅れて来るような人は、上司であっても日本同様に非難されます。

「時間は、誰もが決して取り戻すことのできない人生の貴重な資産」であるということを皆で認識し、出来るだけ定刻運用を心掛けることには、社員の賛同も得られます。

グローバル人材育成特化型「INSIGHT ACADEMY」とは

【INSIGHT ACADEMY】
インサイトアカデミーは、グローバル人材育成特化型「INSIGHT ACADEMY」を提供し、大手上場企業200社以上、10,000名以上のグローバル人材育成を手掛けているグローバル人材育成の専門カンパニーです。

約8,000名の海外ビジネス専門家の知見を集約し、グローバルビジネスで必要となるスキル・マインド・応用力を体系的に強化できるグローバル人材育成専門のプログラム(①グローバルマインド、②異文化マネジメント力、③経営知識、④海外ビジネス環境理解、⑤実務言語力、⑥実戦適用力)が、「INSIGHT ACADEMY」の最大の特徴です。

また、「国別に」カスタマイズした研修プログラムを設計することが可能です。


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