約9割の就活生は「福利厚生の内容」を意識して確認している
まず、オリゾが「就職活動において、企業の福利厚生について意識しているか」を尋ねたところ、「かなり意識している」が41.2%、「やや意識している」が46.7%で、合計87.9%となり、約9割もの学生が「福利厚生」に注目していることがわかった。福利厚生の内容について「就活サイト」や「企業サイト」から情報収集
また、企業の福利厚生を「意識している」とした回答者に対し、「どのように企業の福利厚生についての情報を収集しているか」を尋ねた。すると、「就活サイト」が71.3%、「企業HP」が69.1%、「Twitter」が18.1%との結果が得られた。企業の福利厚生から「社風の理解につながると思う」と約9割が答える
続いて、「企業の福利厚生を理解することは社風の理解につながると思うか」については、「非常にそう思う」が30.9%、「ややそう思う」が58.9%となり、合計すると89.8%となった。「ワーク・ライフ・バランスの実現可能性」を読み解きたいと考えている
また、先述の「企業の福利厚生を知ることは社風の理解につながる」と回答した人に対し、「具体的にどのようなことを読み解いているか」を聞いた。その結果、1位は「ワーク・ライフ・バランスの実現可能性」が82.7%となり、2位以降は、「社員への思いやり」(65.4%)、「社員の価値観」(46.9%)と続いた。その他の自由回答では、「休暇の取りやすさ」や「時代に合った対応ができているか」、「社員を大切にしていそうか」などの声があった。
福利厚生以外では「事業内容」や「企業理念」を参考にしている
続いて、「社風を理解するために参考にしている福利厚生以外の企業情報」について尋ねると、半数以上が回答した上位は「事業内容」(69.8%)、「企業理念」(65.1%)、「企業説明会」(59.3%)となっていた。企業比較時に“福利厚生”が判断ポイントとなっている実態も
最後に、同社は「企業の福利厚生について情報収集を行う上で、どのような課題を感じている」と質問している。すると、「他の企業との比較が難しい」が52.3%、「信用性に欠けている」が46.5%、「結局どんな福利厚生なのかがわからない」が41.9%となった。自由回答では、「福利厚生を活用している事例を知りたい」や「口コミサイトを見ても、人によって話していることが違うこともある」、「入社後に福利厚生が活用できるがわかりにくい」といった意見が寄せられた。