チャレンジ経験者は約9割が結果に満足

また、「これまでに、仕事をする中でチャレンジをした経験はあるか?」という質問に対しては、84%の女性が「ある」と回答。チャレンジした取り組みとしては「転職」が63%、「指導系・まとめ役などの役割」が35%、「新しいプロジェクトへの参加」が24%とトップ3を占めた。

また、上記84%の女性の中で、「チャレンジしてよかった」と答えた人は92%だった。チャレンジの結果得られたもの、身についたものは「新しい知識やスキル」、「新しい人との出会い」、「自信」、「コミュニケーション力」など、チャレンジしたことで新たなやりがいや満足を見つけていることも大きな特徴だ。諦める人がいる中、大変なことがあっても仕事でのチャレンジをプラスの経験に捉える意見も多く見られた。
約4割の女性が管理職への挑戦に意欲あり。一方仕事へのチャレンジを諦めた経験は半数以上
HR総研が2019年3月に実施した「多様な働き方実施状況に関する調査」によると、女性管理職の割合が「5%未満」と回答した企業は35%で最も多かった。働き方改革の一環で、女性管理職の割合は徐々に増えてきているが、管理職は男性中心という企業が依然として多いのが現状だ。

労働人口が減少する現代において、女性社員は重要な戦力と言える。企業においても、仕事でチャレンジしたいという女性の意欲を後押しし、組織全体でサポートできる体制を整える必要があるだろう。人事には、女性の活躍推進に向けた取り組みや働きやすい職場構築を行うことが求められそうだ。

参考:【HR総研】「多様な働き方」実施状況に関する調査
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