今、企業のキャリア採用における課題はで圧倒的に多いのは、ターゲット層の応募者を集めたいという悩みである。応募者の数を集めたい、技術職採用を強化したいという課題も多い。
キャリア採用がうまくいっていない企業、もっと効果的に行いたいという企業は、現在のやり方を変え、新しい手法を試してみることをお勧めしたい。
例えば、キャリア採用の新しい手法として注目を集め始めているのがダイレクト・リクルーティングだ。人材紹介会社などを通さず、企業が求職者に直接アプローチする、いわば〝待ち〟ではなく〝攻め〟の採用手法である。
自社の採用ホームページを使った採用や、従業員からの紹介もダイレクト・リクルーティングだが、最近は、多様なキャリアの人材が職務経歴書などを登録している求職者データベースを企業に提供しているサービス支援会社もある。求職者データベースから自社のターゲット層に合う人材を選んでスカウトメールを出し、返信があれば面談や面接、採用へと進めていけばよい。
「キャリア採用で利用している手段・支援サービス」を聞くと、「転職者データベース」はまだ1%に過ぎないが、「今後、利用が高まると思われるキャリア採用の手段・支援サービス」となると1%が8%に跳ね上がっている。企業の期待も大きいようである。
「アルバイト・パート採用における課題」を聞くと、「応募者の数を集めたい」(33%)という声が圧倒的に多い。人事担当者のフリーコメントを見ても、「業務が厳しいのか離職率が高い」、「人数確保が難しい」、「応募者が集まらない」、「売り手市場が続いているので欠員を適時充足できない」などの悩みが書き連ねられている。そうした声が「採用方法を見直したい」(18%)に繋がっているのだろう。
アルバイト・パート採用に関して課題を抱えている場合は、やはり、近年登場してきた特色ある支援サービスが頼りになる。例えば、手軽なクラウド型のアルバイト・パート採用管理システムの中には、検索サイトで上位表示が可能なオリジナル採用ホームページを制作し、その自社採用ホームページでアルバイト希望者の登録を通年受付することによって、採用率を高める仕組みを提供しているものがある。
また他にも、求人方法の選定や手配、募集などの業務を代行したり、応募者からの問い合わせ対応や面接の日時設定を代行するサービスなど、さまざまなものがある。自社にメリットがある支援サービスを活用し、課題の解消に繋げていきたい。