東京オリンピック・パラリンピック開催により「おもてなし」ブームに火がつくも、その盛り上がりは老若男女を問わず人気が爆発した「じぇじぇじぇ」と「倍返し」には遠く及ばなかった気がする。サービス大国とも呼ばれる日本において、できて当たり前のおもてなしは大きなブームにはならないだろう。かつてケニア出身の環境保護活動家、ワンガリ・マータイ氏が日本の「もったいない」精神を世界に広めたときと通ずるものがある。日本では至極当然でも世界からみると賞賛に値する。五輪に「おもてなし」と「もったいない」精神を競う競技があれば、日本は金メダルの最有力候補になるだろう。
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