皆さん、こんにちは。
私、バブル世代の岡田一寿が、昨今、市場の激変に翻弄されながらも自立・成長を求められる新人をどうやって育てていくのか、を検証していきます。
是非、皆さんの職場の新人育成の参考にしてください!
私、バブル世代の岡田一寿が、昨今、市場の激変に翻弄されながらも自立・成長を求められる新人をどうやって育てていくのか、を検証していきます。
是非、皆さんの職場の新人育成の参考にしてください!
私たちが新入社員の行動傾向を考える際には、その新人が小学校~高校まで、どのような社会環境で育ったのかをまず考えます。
昨今、就職している若者の育った環境とは・・・
*いじめ世代
*ゆとり教育
*成長期はバブル崩壊後
このような環境の中で、彼らは、
*目立ってはいけない!
*横並び精神(空気を読め!)
*タテマエとホンネはいつも違うもの
*社会って冷たい!
ということを学習してきたわけです(「全員が」、「どこで育っても」ではありません。大きな傾向です)。「心を許せるはず」の仲間内でさえ、本心を隠し、周りに合わせようと行動を取ってきたわけです。
そうすると、どうしてもうわべだけの浅い、軽いコミュニケーションが中心となり、お互いを深く知り合う、傷つけあいながらでも成長するという経験などはないわけです。彼らのコミュニケーションというのは、近所の人に対する時候の挨拶程度だと思った方がよいと思います。
ビジネス(社会生活)の基本の「コミュニケーション」に関して、根本的な認識が違うわけですから、
「お客様のことを考えて、もうひとつ事情を聞きなさい」
「ちゃんとわかるように説明して」
と言っても、こちらが求めるような答えは簡単には返ってこないわけです。
あげくの果てには、隣に座っているのにメールで連絡をしてくるようなことも当たり前になってしまうのです。それも、数行のメール文で。
では、どうやって、本当の「コミュニケーション」を理解させ、行動できるようにしていくのか?
「飲みに誘うと、些細な用事で断られる」
「有休の申請をメールでしてきた。真横にいるのに、口頭での報告はない」
「ちょっと叱ると翌日、会社に来ない」
「こちらに聞いてもらえればいいことを新人同士で相談する。だから却って時間がかかる、
成果物の質が良くない」
と言ったことを現場管理者から聞くことがあります。
それらの意識の根っこには、
*仕事とは、所詮私生活の必要経費を得るところ。余計な関係は作らない。
*こちらの意図さえ伝われば、それでよし。
*叱られるなんて、人格無視だ。叱られたこともない。
(アムロ・レイじゃありませんが、そういう若手は相当いる)
*仕事で失敗したくない。
*馬鹿だと思われたらおしまい。
という根底の意識があるのではないでしょうか?
この根底の意識=行動理論を変えていくことが、コミュニケーション力強化のツボとなるわけです。彼らも、「頭」では、それがいけないこととわかっている場合が多いのです。知識としてもそこは教えられてきたことですから。
では、日常の指導でどうやって、この「根底の意識=行動理論」の変革へ導くのか?
弊社の新入社員研修の中では、「前日の反省」をグループで行う時に
「それって、わかっていて、発言しなかったでしょ?」(テキストの問題の回答がわかっても「誰かが手を上げる」と思ってやらなかった等の反省に対して、)
「だめだって、わかっているのに、指摘してあげなかったでしょ?」(後2分しか休憩時間がないのに、タバコを吸いに出て、ぎりぎり帰ってくる同僚に対して)
というように、インストラクターが指摘します。
さらに、「なぜ、やらなかった?」と考えさせると、本人はちょっと「嫌な感じ」を持つはずです。その「嫌な感じ」こそ「メタ認知」(*詳細は 弊社HPの行動理論改革モデル を参照)させ、そこから反省的実践家への第一歩を踏ませるのです。軽い自己嫌悪の繰り返しで「反省すること」への免疫を付けていくのです。
そんなトレーニングを受けてから、実務に入って行きますので、現場でも反省し、自分を客観的に見ることはできるようになっています。上司や先輩からの段階で、「なぜ、そうしたのか?」「どう感じたのか?」ということを考えさせると、徐々に「コミュニケーション」の質が変わっていくでしょう。
昨今、就職している若者の育った環境とは・・・
*いじめ世代
*ゆとり教育
*成長期はバブル崩壊後
このような環境の中で、彼らは、
*目立ってはいけない!
*横並び精神(空気を読め!)
*タテマエとホンネはいつも違うもの
*社会って冷たい!
ということを学習してきたわけです(「全員が」、「どこで育っても」ではありません。大きな傾向です)。「心を許せるはず」の仲間内でさえ、本心を隠し、周りに合わせようと行動を取ってきたわけです。
そうすると、どうしてもうわべだけの浅い、軽いコミュニケーションが中心となり、お互いを深く知り合う、傷つけあいながらでも成長するという経験などはないわけです。彼らのコミュニケーションというのは、近所の人に対する時候の挨拶程度だと思った方がよいと思います。
ビジネス(社会生活)の基本の「コミュニケーション」に関して、根本的な認識が違うわけですから、
「お客様のことを考えて、もうひとつ事情を聞きなさい」
「ちゃんとわかるように説明して」
と言っても、こちらが求めるような答えは簡単には返ってこないわけです。
あげくの果てには、隣に座っているのにメールで連絡をしてくるようなことも当たり前になってしまうのです。それも、数行のメール文で。
では、どうやって、本当の「コミュニケーション」を理解させ、行動できるようにしていくのか?
「飲みに誘うと、些細な用事で断られる」
「有休の申請をメールでしてきた。真横にいるのに、口頭での報告はない」
「ちょっと叱ると翌日、会社に来ない」
「こちらに聞いてもらえればいいことを新人同士で相談する。だから却って時間がかかる、
成果物の質が良くない」
と言ったことを現場管理者から聞くことがあります。
それらの意識の根っこには、
*仕事とは、所詮私生活の必要経費を得るところ。余計な関係は作らない。
*こちらの意図さえ伝われば、それでよし。
*叱られるなんて、人格無視だ。叱られたこともない。
(アムロ・レイじゃありませんが、そういう若手は相当いる)
*仕事で失敗したくない。
*馬鹿だと思われたらおしまい。
という根底の意識があるのではないでしょうか?
この根底の意識=行動理論を変えていくことが、コミュニケーション力強化のツボとなるわけです。彼らも、「頭」では、それがいけないこととわかっている場合が多いのです。知識としてもそこは教えられてきたことですから。
では、日常の指導でどうやって、この「根底の意識=行動理論」の変革へ導くのか?
弊社の新入社員研修の中では、「前日の反省」をグループで行う時に
「それって、わかっていて、発言しなかったでしょ?」(テキストの問題の回答がわかっても「誰かが手を上げる」と思ってやらなかった等の反省に対して、)
「だめだって、わかっているのに、指摘してあげなかったでしょ?」(後2分しか休憩時間がないのに、タバコを吸いに出て、ぎりぎり帰ってくる同僚に対して)
というように、インストラクターが指摘します。
さらに、「なぜ、やらなかった?」と考えさせると、本人はちょっと「嫌な感じ」を持つはずです。その「嫌な感じ」こそ「メタ認知」(*詳細は 弊社HPの行動理論改革モデル を参照)させ、そこから反省的実践家への第一歩を踏ませるのです。軽い自己嫌悪の繰り返しで「反省すること」への免疫を付けていくのです。
そんなトレーニングを受けてから、実務に入って行きますので、現場でも反省し、自分を客観的に見ることはできるようになっています。上司や先輩からの段階で、「なぜ、そうしたのか?」「どう感じたのか?」ということを考えさせると、徐々に「コミュニケーション」の質が変わっていくでしょう。
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