改めまして、鈴与シンワートの吉政でございます。今号では、先日、@IT 副編集長の西村賢氏とオリジン東秀株式会社 人事管理部 給与保険グループ マネジャー 山田 友則 氏を招き開催しました「S-PAYCIAL人事労務セミナー2012夏」のイベントレポートをお届けします。メインテーマは「業務クラウド」です。
「情報システム部門に人事システムを管理させるのには抵抗がある」
上記の言葉は人事部門に訪問するとよく聞くお言葉です。もちろん、すべての人事部門の方がそうとは限りませんが、いくら機密保持契約書を締結しているとはいえ、人事情報が情報システム部門の社員にみられてしまうのは、どうしても抵抗があるようです。とはいってもITの専門家でない人事部門でシステムを構築しメンテナンスしていくことはなかなか難しいです。そこで注目を集めたのが「業務クラウド」です。「業務クラウド」は外部の業務システムをサービスとして利用することを意味しており、利用される人事部門の方がシステムのメンテナンスをすることは原則ありません。「業務クラウド」活用すれば、社内の情報システム部門に人事システムの管理させることはなくなります。@IT 副編集長の西村賢氏の基調講演では、最初にクラウドの定義を行いました。「クラウドとはシステム的に説明すれば、『リソースを需要に応じて増減できる』、『多数のコンピュータを1台のように扱える』、『端末や、個別のミドルウェア(データベースやキャッシュ)がサービス化する』サービス」です。一言でいえば、「システムの構築を行わずに、使いたいときに使う分だけ料金を払って使うコンピュータ利用サービス」のようなイメージです。ではこのクラウドがどれくらいの力を持つようになったかということを「ニューヨークタイムズ」の例をとって説明しました。ニューヨークタイムズは1851年から1980年までの過去記事の1100万枚のスキャン画像データ(合計4TB)をPDF化するのにAWS(Amazon Web Serivce:アマゾン社のクラウド)を使ったそうです。ニューヨークタイムズの技術担当者が240ドルの使用料を支払い、24時間で1100万枚の画像から1.5TB分のPDFを作ることに成功したそうです。この処理をクラウドを使用せずに行えば、ものすごい時間がかかるか、高額なシステムを構築し一気に処理をするしか方法がありませんでした。このように利用者は「システムを所有すること」を意識せずに大量の処理を行える時代になってきたことが言えます。
続いてクラウドをサービスごとに3つに分類し、紹介しました。
そのうえで、今回の主題であるSaaSの採用メリットをご紹介しました。
◇SaaSの利用メリット
・インストール不要
・高価なハードウェア購入が不要(月額の料金で使用できる)
・独自開発が不要(カスタマイズは可能)
・ソフトウェアは常に最新のものを利用できる
・Webブラウザだけで利用できる
・操作性が高く、導入開始時の教育コストが低い
・運用の安定性(自社運用で高可用を確保するのはコストがかかる)
・BCP対策になる(サーバがデータセンター内にあるので自社管理よりも安全なことが多い)
そして、人事システムのクラウドサービスではどうかということを、以下の事例を用いて解説されました。
◇SaaSの利用メリット
・インストール不要
・高価なハードウェア購入が不要(月額の料金で使用できる)
・独自開発が不要(カスタマイズは可能)
・ソフトウェアは常に最新のものを利用できる
・Webブラウザだけで利用できる
・操作性が高く、導入開始時の教育コストが低い
・運用の安定性(自社運用で高可用を確保するのはコストがかかる)
・BCP対策になる(サーバがデータセンター内にあるので自社管理よりも安全なことが多い)
そして、人事システムのクラウドサービスではどうかということを、以下の事例を用いて解説されました。
株式会社ユナイテッドアローズ
「給与支給関係・年末調整やコールセンターをアウトソースし、二人分の作業委託と20%のコスト削減をハイブリッド型人事・給与・業務アウトソーシング「S-PAYCIAL」を活用して実現北野建設株式会社
「残業なしで創造的な作業ができるスリムな管理部門をハイブリッド型人事・給与・業務アウトソーシング「S-PAYCIAL」を活用して実現」
※上記事例の詳細資料は以下のサイトよりダウンロードが可能です。また、株式会社ユナイテッドアローズや北野建設株式会社以外の事例も数多く掲載しております。ぜひご利用ください。
http://www.shinwart.co.jp/hr/case/dl/
上記のS-PAYCIAL事例の採用ポイントをまとめると以下になります。
・人事情報の管理を社内の開発部門に任せたくない
・業務アウトソースと、システムのクラウド化の両方がある強み
・基本機能で多くの要件をカバー
・提携業務をアウトソースより創造的な業務に集中
※S-PAYCIALについては以下をご覧ください。
http://www.shinwart.co.jp/hr/spaycial/
オリジン東秀社の講演内容について、本連載コラムの第二回で触れておりますので、以下のURLを参照ください。
http://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=163
http://www.shinwart.co.jp/hr/case/dl/
上記のS-PAYCIAL事例の採用ポイントをまとめると以下になります。
・人事情報の管理を社内の開発部門に任せたくない
・業務アウトソースと、システムのクラウド化の両方がある強み
・基本機能で多くの要件をカバー
・提携業務をアウトソースより創造的な業務に集中
※S-PAYCIALについては以下をご覧ください。
http://www.shinwart.co.jp/hr/spaycial/
オリジン東秀社の講演内容について、本連載コラムの第二回で触れておりますので、以下のURLを参照ください。
http://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=163
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