世界へ行きたいのか、世界で何かしたいのか

まず、日本が行き詰まっている、何か新しいことをやろうというときは、ビジネスモデルを考えなければならない。ビジネスはネットでやるのか、リアルの世界でやるのか、新しい勝負は製品でやるのか、サービスでやるのか。日本で生きるのか、世界にも出て行くのか。そうしたことを考えるのがリーダーの使命だ。そして、リーダーは一人では何もできないからチームが必要になる。オーガニゼーションをつくっていくために大事なことはコミュニケーションだ。コミュニケーションの力が、人をやる気にさせ、本気にさせ、若い人を育てる気にさせる。ではそういう魅力的な個人をどうやってつくるか。会社から言われたことをやっているだけで、どうなりたいのかもわかっていないリーダーには誰もついていきたくない。
オーガニゼーションをつくっていくために大事なことはコミュニケーションだ。コミュニケーションの力が、人をやる気にさせ、本気にさせ、若い人を育てる気にさせる。ではそういう魅力的な個人をどうやってつくるか。会社から言われたことをやっているだけで、どうなりたいのかもわかっていないリーダーには誰もついていきたくない。
「ビジネスモデル」のドメインで必要な覚悟のひとつを次に挙げよう。「最初からグローバルを見すえる 危機ではなく大きなチャンスだ」。世界へ行きたいのか、世界で何かしたいのか、世界と何かしたいのか、自分たちの「グローバル」の定義をよく考える必要がある。加えて、たとえばベトナムの人口が2030年には日本を抜くであろうことや平均年齢が20歳代だということなど、日本人の多くは知らないのではないか。他国をもっと意識することが大切だ。
普通のアイデアの積み重ねで世の中は変わる

最後にお伝えしたいのは、「ビジネススタイル」のドメインで必要な「人生をデザインする新しい価値観の創出」という覚悟だ。新しい時代の価値観を定義して、世の中を変えていく。そのために、スティーブ・ジョブズはThink differentというメッセージを発信した。このメッセージはかつてアップルのCMにも使われた。ガンジーでもジョン・レノンでも、世の中を変えていく人たちは、みんな最初は世間から変わり者だと言われる。だが、世間はその人たちを無視できない。その人たちは物事を変えたからだ。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変える。こういう内容のCMだった。皆さんの会社も、少し考え方を変えるだけで変わる。問題は、そういう考え方ができるリーダーをどうやって育てていくかだ。
日本の企業がもう一度元気になって復活していけるよう、これからも人事の皆さんと一緒になって、様々なサポートをしていきたいと思っている。
- 1
- 2