フィードバックコメントの質の分析を通じて、組織コンディションの可視化と改善を実現し、有害・誹謗中傷コメントのAI判定により、レポートの返却前チェック工数も大幅削減
日本では、コミュニケーションにおいて「空気を読む」や「察する」といった、直接的な表現を避ける文化が根付いています。そのため、組織内で行う360度フィードバックにおいても、率直な意見を前向きに受け取ったり、フィードバックを通じて行動改善に繋げることが難しい場合が多く見受けられます。実際に、360度フィードバックで得られるフリーコメントの質や量は、回答者と対象者の関係性や組織内のフィードバック文化の成熟度により大きく差が生じています。これにより、建設的な意見が得られることもあれば、一部では誹謗中傷や個人攻撃と捉えられるコメントが含まれることもあります。このようなコメントの精査には、人事部などが多大な工数をかける必要があり、運用上の課題となっています。
そこで、フィードバックの質の向上と組織状態の把握、またチェック工数削減を目的として本機能を開発しました。相手を傷つけたり誹謗中傷に繋がる可能性を判断する「感情推定」、NGと指定したキーワードを含むコメントを検知する「NGトピック判定」、そしてコメントそのものが評価対象者の気づきに繋がる適切な内容かを評価する「有用性判定」を、生成AIを活用したコメントチェック機能によって行います。各項目を数値で表示するため、判定結果をもとにしたコメントチェックの効率的な実施が可能となり、大幅な負荷の軽減が見込まれます。
さらに、集まったフィードバックコメントの数値分析を通じて、組織のコンディションを可視化することができます。フィードバック文化の浸透度なども読み取ることができるため、組織の関係性や健康状態の改善に役立てることができます。
新機能の概要
・相手を傷つけるコメント を検知(感情推定)コメントを受け取った際の対象者の感情を-5~5の11段階(-5:非常に辛い 〜 5:非常にうれしい)で推定します。
・有害コメントを検知(NGトピック判定)
NG指定コメント(容姿への言及、病気やプライベートへの言及、他者を揶揄する発言・・)に該当する内容を抽出します。
・コメント内容の有用性 を判定(有用性判定)
コメントの有用性を(客観的、具体的など6つの観点)で評価し0~100でスコア化します。
・リリース時期
2024年11月13日(水)
・お問い合わせ先
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