子供を叱るときに、よく親が使うフレーズとして「なんで、そんなことするの!?」というものがあります。
実は私も、よく使ってしまうフレーズです。「なんで、そんなことするの!?」と言われて、子供はどう思うでしょうか? 正直言って、子供は自分でもなんでそのような事をしたのか分からない・・・。
そこで、「えっと、えっと・・・」と困った表情をします。それに追い討ちをかけるように、親は「なんでなの!?」と更に追求(追求しているつもりはないと思いますが)。
実は私も、よく使ってしまうフレーズです。「なんで、そんなことするの!?」と言われて、子供はどう思うでしょうか? 正直言って、子供は自分でもなんでそのような事をしたのか分からない・・・。
そこで、「えっと、えっと・・・」と困った表情をします。それに追い討ちをかけるように、親は「なんでなの!?」と更に追求(追求しているつもりはないと思いますが)。
最後には、「だって、○○ちゃんが意地悪したから・・」と思わず言い訳。嘘をついてしまうこともあります。
追求から逃れたいがゆえに、その場を取り繕うことを言ってしまうのです。
これは、我々の職場でも例外ではありません。メンバーの数字の進捗が遅い、思ったよりも仕事が進んでいないなどの状況が生じていると、私たち上司は「なんで、こんなことになっているんだ!?」と思わず口走る。
その瞬間に部下は「責められている」「追い詰められている」と感じ、何とかその場を乗り切ろうと頭を働かせます。
つまり、言い訳をしようと頭を働かせることが多くなると言うことです。
人間は、誰しも創造的な能力を持っています。それをどこに使っているかが重要。
いつも追い詰められるような職場では、「何とか言い逃れよう」「その場を取り繕おう」という方向に創造性を働かせてしまう恐れがあります。いつの間にか、言い訳ではピカイチの創造性が磨かれている・・・。
「なんで、そんなことになったんだ!?」というのは単なる口癖という場合がほとんど。厳しく注意しようとすると口から自然に出てきます。しかし、目の前の部下は「責められている」と感じる。この口癖、直しませんか?
例えば、「次はどうすればいいと思う?」「これから成果を出すためには、何をするつもりなの?」など、目を前に向かせるような口癖にチェンジしましょう。
実際にそのような事を言えば、「そうだな、次は何をしようか・・・」と部下が考えることになります。未来に向けた創造性を発揮するきっかけになります。
ちょっとした口癖の変化で、職場が激変する可能性もあるのです。
なお、本当に現在の原因を探りたい時は「なぜ?」と聴くことも大切。その際は、「今の状況をクリアしてもらいたいから、原因を考えよう。どうして、このような結果になったと思う?」と責める姿勢ではなく、純粋に「原因を考えよう」という内容を挟んでから質問する。
今日私が書いたような内容は、部下育成のノウハウ本などに書かれていることが多い。しかし、本当にやっている人は多くはないようですね。
創造性を発揮させる重要な場として「会議」があります。
会議が活性化しているとメンバーは「次の会議で、この課題について皆からアドバイスをもらおう!」と楽しみにして参加します。
一方で、私が多くの企業様で耳にするのは「ムダな会議が多い」というセリフ。「会議が多すぎて、他の仕事を圧迫している」とまで言う人もいます。
「ムダ」と感じられる会議とはどのようなものなのでしょうか?
一般的には下記のような会議が「ムダ」と感じられるようです。
(1)一人がずっと話し続ける会議
(2)一人一人が現在の状況を話し、それを聞いているだけの会議
(3)お互いの意見をぶつけ合うだけで、意見が進化しない会議
(4)結論が出ず、話し合いが徒労に終わる会議
(5)一応集まっているが、テーマが曖昧な会議
我々上司は会議の席で思わず話をしすぎてしまう嫌いがあります。
我々が話し続けていると、メンバーは「話を聴く」ということが習慣化され、「発言する」という気持ちが封印されてしまいます。
また、メンバーがせっかく出した意見について、「それはおかしい」「その程度しか意見が出ないのか?」等と詰めることもしばしば・・。これも、自由に意見を言う雰囲気を壊してしまい、「し~ん」となる会議の典型です。
貴重な時間を使っている会議です。皆が集まって知恵を出す絶好の機会。つまり、創造性を発揮するチャンスです。
まず、本当に創造性を発揮させ、新たな知恵を生み出したいなら、会議では我々上司が司会をする事をやめることです。メンバーが司会をしているだけで、一気に発言がしやすくなります。
司会が上司だと「こんなこと言ったら進行を妨げるかもしれない・・」「文句を言われるかも?」など、少なからず発言にブレーキが掛かります。
また、熱心にメンバーの意見に耳を傾ける姿勢が上司には必要。
メンバーが発言している際に、一生懸命に頷いたり、「それは面白い」等と発言するだけで、一気に意見が出始めることも多いのです。
また、発言を安易に否定しないこと。
メンバーの発言に対して心の中で「もの足りない」と感じても、「もう少し詳しく話してくれないか?」「○○さんは、この意見についてどう思う?」と話を広げる努力をする。
最後に言いたいのは、会議の中で思い切ったジャッジをする姿勢を見せること。
出した意見が、この場で「やる!」と決まる瞬間を見せることで、「意見がすぐに反映された」「会議で発言した意見が、取り入れられた」という印象を強く残します。
そうする事で、「自分達の意見が、チーム運営に反映されている」「成果に直結している」と感じてもらい、会議へのやりがいを増すのです。
ちょっとした心がけで会議が「講演会」から「創造の場」にチェンジします。
追求から逃れたいがゆえに、その場を取り繕うことを言ってしまうのです。
これは、我々の職場でも例外ではありません。メンバーの数字の進捗が遅い、思ったよりも仕事が進んでいないなどの状況が生じていると、私たち上司は「なんで、こんなことになっているんだ!?」と思わず口走る。
その瞬間に部下は「責められている」「追い詰められている」と感じ、何とかその場を乗り切ろうと頭を働かせます。
つまり、言い訳をしようと頭を働かせることが多くなると言うことです。
人間は、誰しも創造的な能力を持っています。それをどこに使っているかが重要。
いつも追い詰められるような職場では、「何とか言い逃れよう」「その場を取り繕おう」という方向に創造性を働かせてしまう恐れがあります。いつの間にか、言い訳ではピカイチの創造性が磨かれている・・・。
「なんで、そんなことになったんだ!?」というのは単なる口癖という場合がほとんど。厳しく注意しようとすると口から自然に出てきます。しかし、目の前の部下は「責められている」と感じる。この口癖、直しませんか?
例えば、「次はどうすればいいと思う?」「これから成果を出すためには、何をするつもりなの?」など、目を前に向かせるような口癖にチェンジしましょう。
実際にそのような事を言えば、「そうだな、次は何をしようか・・・」と部下が考えることになります。未来に向けた創造性を発揮するきっかけになります。
ちょっとした口癖の変化で、職場が激変する可能性もあるのです。
なお、本当に現在の原因を探りたい時は「なぜ?」と聴くことも大切。その際は、「今の状況をクリアしてもらいたいから、原因を考えよう。どうして、このような結果になったと思う?」と責める姿勢ではなく、純粋に「原因を考えよう」という内容を挟んでから質問する。
今日私が書いたような内容は、部下育成のノウハウ本などに書かれていることが多い。しかし、本当にやっている人は多くはないようですね。
創造性を発揮させる重要な場として「会議」があります。
会議が活性化しているとメンバーは「次の会議で、この課題について皆からアドバイスをもらおう!」と楽しみにして参加します。
一方で、私が多くの企業様で耳にするのは「ムダな会議が多い」というセリフ。「会議が多すぎて、他の仕事を圧迫している」とまで言う人もいます。
「ムダ」と感じられる会議とはどのようなものなのでしょうか?
一般的には下記のような会議が「ムダ」と感じられるようです。
(1)一人がずっと話し続ける会議
(2)一人一人が現在の状況を話し、それを聞いているだけの会議
(3)お互いの意見をぶつけ合うだけで、意見が進化しない会議
(4)結論が出ず、話し合いが徒労に終わる会議
(5)一応集まっているが、テーマが曖昧な会議
我々上司は会議の席で思わず話をしすぎてしまう嫌いがあります。
我々が話し続けていると、メンバーは「話を聴く」ということが習慣化され、「発言する」という気持ちが封印されてしまいます。
また、メンバーがせっかく出した意見について、「それはおかしい」「その程度しか意見が出ないのか?」等と詰めることもしばしば・・。これも、自由に意見を言う雰囲気を壊してしまい、「し~ん」となる会議の典型です。
貴重な時間を使っている会議です。皆が集まって知恵を出す絶好の機会。つまり、創造性を発揮するチャンスです。
まず、本当に創造性を発揮させ、新たな知恵を生み出したいなら、会議では我々上司が司会をする事をやめることです。メンバーが司会をしているだけで、一気に発言がしやすくなります。
司会が上司だと「こんなこと言ったら進行を妨げるかもしれない・・」「文句を言われるかも?」など、少なからず発言にブレーキが掛かります。
また、熱心にメンバーの意見に耳を傾ける姿勢が上司には必要。
メンバーが発言している際に、一生懸命に頷いたり、「それは面白い」等と発言するだけで、一気に意見が出始めることも多いのです。
また、発言を安易に否定しないこと。
メンバーの発言に対して心の中で「もの足りない」と感じても、「もう少し詳しく話してくれないか?」「○○さんは、この意見についてどう思う?」と話を広げる努力をする。
最後に言いたいのは、会議の中で思い切ったジャッジをする姿勢を見せること。
出した意見が、この場で「やる!」と決まる瞬間を見せることで、「意見がすぐに反映された」「会議で発言した意見が、取り入れられた」という印象を強く残します。
そうする事で、「自分達の意見が、チーム運営に反映されている」「成果に直結している」と感じてもらい、会議へのやりがいを増すのです。
ちょっとした心がけで会議が「講演会」から「創造の場」にチェンジします。
- 1