
そして企業の人材タイプは「他人から言われなくても自ら行動でき、失敗を恐れずにチャレンジし、課題や困難に直面した際は自らの創意工夫で乗り越えようとするマインドを持った人材」、明らかにG型の人材タイプです。
変化のスピードが激しい時代環境下では確かにこのような人材タイプが必要なのは理解できるのですが、果たしてすべての事業タイプの企業で同じようなタイプが必要なのか?という部分について疑問を感じております。このようなコンピテンシーが変化の激しい環境下では必要だと思うのですが、であるならばさらにこうしたコンピテンシーに加えて、あるいはさらに持ち味や強みを細分化した人材タイプを企業ごと、あるいは上記の事業タイプごとにカテゴライズしていく必要があるのではと感じています。
リーマンショック直後に今なら採用のチャンスがあるのでは?ということでL型企業の人事の方から多く求人の相談をいただいたのですが、ではどのような人材タイプを求めているのですか?とお訊ねしたところ、上記のG型タイプの人材をあげる企業がほとんどだったことがあります。なぜこのようなことになるのか?いろいろな要因があるのですが、一つは企業TOPがそうした人材を求める傾向が強いこと、もうひとつはこうした人材が採用時に優秀だという一律的な評価が定着してしまっており、複線的な人材タイプの評価が採用の現場で行いにくくなってしまっているということの二つがとても大きいのではと思っています。
この辺りについて、少し調べてみようかなと思っている今日この頃です。
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