企業の求める人材タイプと学生の応募者層の人材タイプのギャップがもっとも大きな職種、それはコーポレートスタッフであることはこのコラムをお読みの皆様も同感ではないでしょうか?
私が採用担当やっていた頃も、コーポレートスタッフ職や総務人事、経理職で募集を行うと応募者はたくさん来ていました。どちらかというとおとなしめの真面目そうなタイプが多かったです。
私が採用担当やっていた頃も、コーポレートスタッフ職や総務人事、経理職で募集を行うと応募者はたくさん来ていました。どちらかというとおとなしめの真面目そうなタイプが多かったです。
面接では「地道に努力するのが好き」「真面目な性格でこつこつ頑張ります」「縁の下の力持ち」・・・あまりに同じようなことを言う学生ばかりなので、時々、「もし営業やってみないって言われたらどうする?」とか聞いてみたりしていました。「あ、いや営業はちょっと苦手・・・いえ、向いていないと思いまして・・・」というような感じの反応がほとんどでして(これってもしかして圧迫面接??当時の学生の皆さん、ごめんなさい・・・)、まあ当然採用する気にならず募集し続けて、数年まったく採用できない状態が続いたことも何度もあったように記憶しております。
大学で就職支援の仕事を引き受けるにあたって、ぜひ何とかしたいと思った部分のひとつです。ただ、大学の就職支援の仕事を始めて2年過ぎましたが、誠に遺憾ながらなかなかこのギャップを埋めることができておりません。
自分もずっと人事の仕事をやってきたのでこの仕事には愛着があり、さらに私のようないい加減な大学生活を送っていた者と違って、真面目で勉強することが得意な今の金沢大学生には非常に適した職種に思えます。後輩には是非この分野を選択して、プロとして活躍してもらいたいと思っていますので、当然学生に話すときにはかなり気合を入れて説明しているつもりです。採用担当をやっていたときには、この仕事のプロを本気で目指す学生が多くなかったので、「いやいやみんなが考えているほど競争も厳しくなく、実は結構ねらい目の職種ですよ~」といった話を学生にはよく話をしているのですが、一向に本学の学生のコーポレートスタッフ志望率が上がったという話も聞かず、苦労しています。
なぜコーポレートスタッフを希望する学生が増えないのでしょうか? 学生と話をしていて気付いたことが二つあります。
一つは、コーポレートスタッフの募集枠が少なく、学生がリスクを感じてしまうこと。営業だと10人くらい採用枠があっても、経理とか人事とかは1名しかないことが多いので、その一人に選ばれるという自信が持てないようです。
さらにコーポレートスタッフを別枠で募集しているという会社がそれほど多くないので、受験先が少なくなることにも不安を覚えているようです。やりたい仕事に就くことよりも、まずは内定をもらえる可能性を優先するという考え方をする学生が非常に多いということですね。
二つ目はやはり仕事のイメージが固められず、受け身的なイメージが払拭できないこと。一言でいうと、マネジメントの意味が理解できないので、結局は「部活やサークルのマネージャーの仕事」=「縁の下の力持ち」=「雑用係」みたいなとらえ方になってしまうようです。「なぜこの仕事をやりたいのか?」、「この仕事でなければならない理由は何か?」をしっかりと訴えることが難しく感じてしまうようです。
それやこれやでこの仕事に就いたときの意気込みもむなしく、なかなか苦労しておりまして、「なんかいい方法ないかな~??」と考え続けていたのですが、最近、「これっていけるかも・・・」と思っているネタを見つけました。
それは、「もしドラ」です。ご存知のとおり、女子高校生の野球部マネージャーがドラッガーを読みながら、自分の高校の野球部を強くするためのマネジメントを行っているわけでして、まさしくコーポレートスタッフの役割で仕事をしているわけですよね~!!。
これをうまく学生のコーポレートスタッフの仕事理解に使えないかを画策してみたいと考えている今日この頃です。まずは学生に読ませるところからですね。
大学で就職支援の仕事を引き受けるにあたって、ぜひ何とかしたいと思った部分のひとつです。ただ、大学の就職支援の仕事を始めて2年過ぎましたが、誠に遺憾ながらなかなかこのギャップを埋めることができておりません。
自分もずっと人事の仕事をやってきたのでこの仕事には愛着があり、さらに私のようないい加減な大学生活を送っていた者と違って、真面目で勉強することが得意な今の金沢大学生には非常に適した職種に思えます。後輩には是非この分野を選択して、プロとして活躍してもらいたいと思っていますので、当然学生に話すときにはかなり気合を入れて説明しているつもりです。採用担当をやっていたときには、この仕事のプロを本気で目指す学生が多くなかったので、「いやいやみんなが考えているほど競争も厳しくなく、実は結構ねらい目の職種ですよ~」といった話を学生にはよく話をしているのですが、一向に本学の学生のコーポレートスタッフ志望率が上がったという話も聞かず、苦労しています。
なぜコーポレートスタッフを希望する学生が増えないのでしょうか? 学生と話をしていて気付いたことが二つあります。
一つは、コーポレートスタッフの募集枠が少なく、学生がリスクを感じてしまうこと。営業だと10人くらい採用枠があっても、経理とか人事とかは1名しかないことが多いので、その一人に選ばれるという自信が持てないようです。
さらにコーポレートスタッフを別枠で募集しているという会社がそれほど多くないので、受験先が少なくなることにも不安を覚えているようです。やりたい仕事に就くことよりも、まずは内定をもらえる可能性を優先するという考え方をする学生が非常に多いということですね。
二つ目はやはり仕事のイメージが固められず、受け身的なイメージが払拭できないこと。一言でいうと、マネジメントの意味が理解できないので、結局は「部活やサークルのマネージャーの仕事」=「縁の下の力持ち」=「雑用係」みたいなとらえ方になってしまうようです。「なぜこの仕事をやりたいのか?」、「この仕事でなければならない理由は何か?」をしっかりと訴えることが難しく感じてしまうようです。
それやこれやでこの仕事に就いたときの意気込みもむなしく、なかなか苦労しておりまして、「なんかいい方法ないかな~??」と考え続けていたのですが、最近、「これっていけるかも・・・」と思っているネタを見つけました。
それは、「もしドラ」です。ご存知のとおり、女子高校生の野球部マネージャーがドラッガーを読みながら、自分の高校の野球部を強くするためのマネジメントを行っているわけでして、まさしくコーポレートスタッフの役割で仕事をしているわけですよね~!!。
これをうまく学生のコーポレートスタッフの仕事理解に使えないかを画策してみたいと考えている今日この頃です。まずは学生に読ませるところからですね。
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