“採用できていない層”に効率的にアプローチする手段
今、新卒採用マーケットは、一部の人気企業に学生の応募が集中し、それ以外の企業は応募意欲の高い学生の母集団形成すら困難な状態にあるのではないでしょうか。弊社では、新卒紹介サービスを「“採用できていない層”を効率的に採用する手段」と定義しています。“採用できていない層”とは、文・理、志向性、学校群などの属性に偏りがあり、上手く母集団が形成できない層をイメージしてください。尖った学生を採りたいのに堅実・安定・慎重といったキーワードが当てはまる学生ばかりが集まる、体育会系の学生を営業職で採用したいのにエントリー者の大半がマーケティング職を志望する文系の学生になってしまうといった問題は、どんな企業にもあります。一方、学生の話に耳を傾けてみると、「知らない企業に興味を持つキッカケや情報がなく、求人情報だけでは応募したい企業を選べない」といった声が多いのも事実です。人事担当者の目には「学生は大手企業にばかり目を向ける」と映るかもしれませんが、彼らも「中堅・中小企業にもいいところがある」と知っているし、学校の就職課も「中堅・中小企業も応募先として検討するように」と指導しています。中堅・中小企業に目を向ける必要があることは分かっていても、「特定の企業に興味を持つキッカケや情報」がないところに問題があるのです。
「良質な母集団の形成」と「採用工数の削減」を実現する
新卒紹介サービスの利用メリットは、大きく2つあります。1つはキャリアコンサルタントというマッチングのプロフェッショナルが、企業と学生の架け橋になることです。業種・職種などの基本的な情報だけでは魅力的に映らない求人であっても、キャリアコンサルタントが求人票で伝えきれない生の情報を学生に提供することで応募意欲を喚起するため、従来応募がこないような属性の学生を含む母集団を形成することができます。もう1つは、採用工数の削減です。お預かりしている求人の採用要件に合致する学生か否かを人材紹介会社が確認してご推薦するため、書類選考や面接にかかる時間を大幅に削減できます。また、人材紹介会社が仲介者となることで学生の本音を聞き出すことも可能です。学生は、人事には言えないけれど不安に感じていることや内定承諾を左右するような懸念点を持っている場合があります。キャリアコンサルタントがその悩みをヒアリングし、学生が誤解している内容があれば正しい情報を提供することで問題を解消します。内定承諾前に迷いが生じている場合には、本人が納得するまで相談役として話を聞きます。このプロセスを踏むことで採り逃がしやその後の内定辞退リスクを回避しているのです。このような情報は、開示可能な範囲で法人のお客様にもご提供しています。学生Aの志向性、学生Bの本音、学生Cと学生Dの違いといった情報をご提供し、お客様にとって最適な選択をしていただけることを目指しています。