調査・分析レポート

2010年入社の「新入社員研修」に関するアンケート調査

【調査概要】

調査主体：ProFuture株式会社

調査対象：「プロ.com」会員の人事担当者

調査方法：WEBアンケート調査

調査期間：2010年5月7日〜2010年5月10日

回答社数：158社

ProFuture株式会社では、2010年入社の新入社員に対する「新入社員研修」の実施状況について、 「プロ.com」会員の人事担当者を対象にアンケート調査を実施した。ほぼすべての企業で実施されている新入社員研修だが、これまで以上に重要性が増している。2010年卒は「ゆとり第1世代」。これから第2世代、第3世代が登場してくるからだ。今回の調査でも、6割の人事担当者がゆとり世代の影響を認めている。

入社前教育については77％の企業が実施。今年から取りやめた企業が1％あったものの、逆に今年から取り入れた企業が6％と、入社前教育の必要性が認知されてきたようだ。集合研修の形式が最も多く、半数の企業が取り入れている。最近増えてきたといわれているeラーニングは18％だった。
一方、入社時の導入研修の実施については、94％とほとんどの企業が実施している。新卒者については、学生から社会人へのマインドチェンジをはじめ、ビジネスマナー、業界知識などが必要不可欠となっている。情報管理・個人情報保護、コンプライアンスに関する研修も6割以上の企業が実施しており、重要性がかなり浸透してきているようである。
新入社員の研修期間としては「1年間」とする企業が25％と最も多い。中には、「4年以上」という「じっくり養成型」の企業も存在する。
「ゆとり教育」の影響を6割の企業が感じており、「ガツガツしていない」「正解を求める」「受身的」「マイペース」といった意見が多数寄せられた。

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