「2010年度新卒採用前半戦総括」 レポート第2弾
2010年度新卒採用の実態調査
企業の採用戦略や広報戦略は、その企業の知名度や組織としての強み、将来の人員構成、社内の協力体制、重点事業や成長戦略などを踏まえて計画される。そして、その前提となるのは今後数年間の事業・収益環境である。中途採用と比べて底堅い新卒採用ではあるが、2008年10-12月期のGDPは12.7%減の大幅なマイナスになり、経営者の間では不況の長期化に対する警戒感が強まってきている。「ここ数年続いた大型採用の正常化」という減少幅にとどまるメガバンクや、通信など採用増を発表する業界も少なくないが、やはりこれまで日本経済を牽引してきた自動車や電機業界などの大幅な採用数減少が新卒採用市場に与える影響は小さくない。学生は心理的な焦りを覚え、各社のエントリー数は大幅に増加、合同企業セミナーの会場には開場の数時間前から学生が長蛇の列を作っており、母集団系に苦戦することが多かった昨年までとは様相が一変している。そのような就職環境のなか、学生は人材サービス会社が提供する各種のメディアやイベントをどう評価し、利用しているのか。今回の調査レポートは、人材サービス会社のクライアントである採用担当者とユーザーである学生の双方を対象としてアンケート調査を行い、人材サービス会社が提供する商品やサービスについていただいた回答を集計したものだ。自社が利用したサービスが学生の評価を得ていたのかという検証はもちろん、同じ職種の採用担当者の採用ツールに対する捉え方もデータを通して相対的に見ていただけるはずだ。
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