株式会社Suneightは2023年1月13日、「中小企業の動画マーケティングに関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2022年10月13日~17日で、従業員数300名以下の中小企業経営者189名から回答を得た。調査から、中小企業において動画が活用されている場面や、視聴されているコンテンツの傾向などが明らかとなった。
中小企業の「動画マーケティング」実施の意向は? 9割以上が「マーケティングに動画を活用していきたい」と回答

8割以上が情報収集の手段として「動画」を重視

個人が動画を活用して情報収集をするのは一般的な手段となっているが、中小企業においても情報収集の場面で活用されることはあるのだろうか。Suneightはまず、「情報収集の手段として『動画』は重要だと思うか」を尋ねた。すると、「非常にそう思う」が41.3%、「ややそう思う」が45%で、重要だとする回答は計86.3%だった。
中小企業の「動画マーケティング」実施の意向は? 9割以上が「マーケティングに動画を活用していきたい」と回答

「理解のしやすさ」から動画を重視する傾向か

次に同社は、「情報収集の手段として『動画』が重要だと思う」とした人に「その理由」を尋ねた。すると、「情報が理解しやすいから」が66.9%で最多だった。以下、「Google検索にも動画が表示されることが増えていると思うから」が39.9%、「動画での情報収集が一番効率的だから」が38.7%、「企業のコミュニケーションの一部としても活用機会が増えているから」が25.8%と続いた。

自由回答では、「聞きそびれた内容が繰り返し確認できる」や、「動画があった方が情報の多い企業に見られる」といった声が寄せられたという。
中小企業の「動画マーケティング」実施の意向は? 9割以上が「マーケティングに動画を活用していきたい」と回答

自身でも動画で情報収集をする人が7割以上に

続いて同社は、「自身の情報収集の手段として『動画』を活用しているか」を尋ねた。すると、「非常に活用している」(30.7%)および「活用している」(43.9%)との回答は計74.6%と、自身の情報収集にも動画を活用している人が7割以上いることがわかった。
中小企業の「動画マーケティング」実施の意向は? 9割以上が「マーケティングに動画を活用していきたい」と回答

プラットフォームは「YouTube」、コンテンツは「商品・サービス説明動画」が最多に

続いて同社は、「自身の情報収集に動画を活用している」との回答者に「自身が情報収集に活用しているプラットフォームは何か」を尋ねた。すると、「YouTube」が8割以上を占め最多だったという。その他には、「Tik Tok」、「ニコニコ動画」が上位にあがっている。

さらに、「自身が情報収集で視聴する動画コンテンツは何か」と同社が尋ねると、「商品・サービス説明動画」(59.6%)が最も多かった。以下、「商品紹介」(52.5%)、「セミナー動画」(37.6%)と続いた。「YouTube」などを介して、商品やサービスの説明動画等を視聴している人が多い傾向にあることがわかった。
中小企業の「動画マーケティング」実施の意向は? 9割以上が「マーケティングに動画を活用していきたい」と回答

「今後マーケティングに動画を活用したい」との回答が9割を占める

また、同社が「今後(今後も)、動画を活用したマーケティングに取り組みたいと思うか」を尋ねると、「積極的に取り組みたい」(45.3%)と「やや取り組みたい」(52.5%)の合計は97.8%となり、取り組みたいとする人が大半を占めた。

また、「マーケティングに動画を活用したい理由」を自由回答で尋ねると、「より多くのユーザーにリーチできるから」や「時代に合っている」、「相手に伝わりやすいから」といった声が寄せられたという。
中小企業の「動画マーケティング」実施の意向は? 9割以上が「マーケティングに動画を活用していきたい」と回答
調査から、中小企業において「動画コンテンツ」は主に情報収集のために活用されていることがわかった。また、マーケティングへの活用に意欲がある人が9割以上と大半を占めたことから、今後さらに動画コンテンツの拡充が進んでいくことが予測される。自社商品やサービスの認知拡大を目指す企業は、動画の活用を検討してみてはいかがだろうか。

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