「経営課題解決」と「採用代行」をシームレスで支援する人材紹介サービスが開始、JAC

複合的なサービス展開で課題解決を目指す

JACはこのたび、経営課題解決のアウトソーシングサービス「Interim Management Solutions」（以下：IMS）と、一般的な採用代行であるRPO（Recruitment Process Outsourcing）とは異なる、採用活動の最適化と運営上の代行業務を同時に提供するサービス「Recruitment Process Optimisation」（以下：RPO）を開発した。

長年にわたり培った人材紹介のノウハウと実績を活かしつつ、両サービスを分社化せずに展開することで、企業の課題が「採用プロセス」なのか「採用以外の経営課題」なのかを見極め、複合的な支援を行う。このIMSとRPOを通じて、人材紹介事業のさらなる価値向上や、自社の成長を目指すという。

2つのサービスの詳細は以下の通りだ。

専門人材の活用により経営課題を解決に導くIMS

昨今、企業ではグローバル化やDX促進、多角化経営などが進み、企業課題は難度も複雑さも増している。そのようななか、優秀な人材の定着向上を目的に、副業を認める企業も増えつつある。雇用形態の多様化も重視されるいま、JACでは高いスキルと豊富なビジネス経験を持つ人材の就業機会を創出するとともに、Withコロナにおいても柔軟な就業機会を提供することで、雇用を促進していく考えだ。

IMSでは、企業から経営課題におけるプロジェクト業務の委託を受けたJACが、同社に登録する人材と業務委託契約を締結することで、課題解決に向けた支援を行う仕組みだ。具体的な必要工程や工数を洗い出し、経営や事業の戦略策定などの「経営」、人事戦略や組織開発のコンサルティングといた「人事・組織」、または「IT・DX」、「営業」、「法人立上げ」など、さまざまな分野の支援を行っていくという。

コンサルタントとリクルーターが協働で採用プロセスを最適化するPRO

また、企業の人材採用も、求人広告の出稿や人材紹介会社の活用、ダイレクトリクルーティング、ビジネスソーシャルメディアによるスカウトなど、多様化かつ複雑化しており、優秀な人材の確保が困難となっている。RPOでは、事業戦略に沿う採用計画の実現を目指し、専門的な知見と豊富な経験を用いて、顧客企業の成長に貢献していくという。

具体的には、企業にある採用課題の把握や、それに基づく「採用計画の立案」から「採用候補者の母集団形成」、「人選、書類選考」、「内定オファー」など入社に至るまでの全プロセスを担い、採用代行を行う仕組みだ。人材紹介で培ったノウハウを持つ「RPOコンサルタント」と、業界や職種など専門知識を持つ「リクルーター」が協働で支援を行う。

現在、企業の経営や採用にはあらゆる課題がのしかかり、切り離せない状況といえるだろう。垣根を超えたサービスを活用することで、自社のさらなる成長につながるかもしれない。