株式会社ジャフコは2020年7月、株式会社マネーフォワード並びに同社のグループ企業のマネ―フォワードベンチャーパートナーズ株式会社(以下、MFVP)と業務提携契約を締結したことを発表した。これにより、スタートアップ企業に対する支援プログラムの共同開発に取り組むという。
スタートアップ企業への支援を強化すべく、ジャフコとマネーフォワードが業務提携を締結

新プログラムを立ち上げ、スタートアップ企業の経営をサポート

ジャフコは、これまでも時代の最先端をいく起業家へのサポートに取り組んできた。2020年3月には、ベンチャーキャピタルとして国内最大規模となる800億円のファンドを組成し、国内外において幅広く運用。その結果、1,007社に上る投資先企業が上場している。一方、マネーフォワードも「お金の見える化」や「バックオフィスSaaS」といったサービスを通じ、創業以来個人や企業に対する支援に取り組んできた。

このような中、ジャフコとマネーフォワードが業務提携を締結。マネーフォワードの「マーケティング・セールス」、「HR」、「バックオフィス」といった幅広い分野に対する支援経験およびノウハウを活用し、従来実施してきた資金提供に加え、新たなプログラムの共同開発を実施する。

このほか、MFVPが設立したシード・アーリーステージのスタートアップを支援するアントレプレナーファンド「HIRAC FUND 1号投資事業有限責任組合」へのLP出資や、ファンド運営におけるノウハウ提供にも取り組む姿勢だ。これにより、スタートアップ企業の支援強化をはかるとともに、スタートアップのエコシステムの発展および業界全体の成長を支えるとしている。

昨今、国内でもスタートアップ界隈が盛り上がりを見せている。今後、スタートアップ企業のさらなる成長・発展を目指すためにも、適切な資金運用並びに経営面全体における支援策がより充実することを期待したい。

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