すでに2026年卒学生向けインターンシップが本格化している8月、25卒の就活動向は終盤に入りつつある。25卒学生の動きを振り返ることで、インターンシップ参加を経て内定を得る学生がどの程度いるのか、ターゲット層の学生はいつ頃から就職活動を始めているのかなど、26卒学生の就活動向にも共通しそうな様々な情報が見えてくる。
「就活会議」(就活会議株式会社)とHR総研は、2025年卒学生の就職活動動向調査を実施し、その結果について「就職活動編」と「就職意識編」の2回に分けて報告する。
今回は「就職活動編」として、最も活用した就職サイト、面接を受けた時期、内定承諾の状況など、様々な項目に関する調査結果を以下に報告する。

理系の方が本選考への対策を早期から開始する傾向が顕著

就職活動において本選考への対策を開始した時期について、文系・理系別に見てみる。
年内(2023年12月まで)に開始した学生の割合を見ると、文系では64%、理系では75%となり、いずれにおいても年内に開始している学生が多数派であり、文系より理系の方が11ポイントも多いことが分かる。さらに「(2023年)10月」までに開始した割合は文系で40%、理系で52%となり、理系ではすでに過半数が開始していたことがうかがえる(図表1)。

【図表1】文理別 就職活動での本選考対策の開始時期

HR総研×就活会議:2025年新卒学生の就職活動動向調査(6月)【就職活動編】

「就職活動で最も活用した就職サイト」に大学区分で顕著な違い、旧帝大クラスが最も活用した就職サイトは?

就職活動で最も活用した就職サイトを見ると、「マイナビ」が最多で42%、次いで「ONE CAREER」が24%、「就活会議」が14%などとなっている。かつて「マイナビ」と就職サイトの2強を形成した「リクナビ」は6%にとどまり、大きく水をあけられている(図表2-1)。

【図表2-1】就職活動で最も活用した就職サイト

HR総研×就活会議:2025年新卒学生の就職活動動向調査(6月)【就職活動編】

これを大学区分別に見てみると、「マイナビ」は旧帝大クラスでは25%で、その他私立大では60%となっており、以下に示す図表2-2中の下にある大学区分になるにつれ、「マイナビ」の割合が顕著に高くなっている。一方、「ONE CAREER」の傾向はその逆で、図中の上になるほど割合が高くなり、旧帝大クラスでは52%であるのに対して、その他私立大では僅か7%にとどまっている。したがって、大学区分別に活用しやすい就職サイトは異なる傾向が顕著に表れており、この背景には志望する企業群の違いがあると推測される(図表2-2)。

※「上記以外の就職サイト」には、以下就職サイトが含まれる。
キャリタス就活、楽天みん就、あさがくナビ、ダイヤモンド就活ナビ、ブンナビ!、アクセス就活、就職ウォーカーNet、JOBRASS新卒、OfferBox、Iroots、キミスカ、type就活、レクミー、外資就活ドットコム、dodaキャンパス、LabBase、unistyle、アカリク、TECH OFFER

【図表2-2】大学区分別 就職活動で最も活用した就職サイト

HR総研×就活会議:2025年新卒学生の就職活動動向調査(6月)【就職活動編】

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【調査概要】

アンケート名称:【HR総研×就活会議】2025年新卒学生の就職活動動向調査(6月)
調査主体:HR総研(ProFuture株式会社)、就活会議(就活会議株式会社)
調査期間:2024年6月3~17日
調査方法:WEBアンケート
調査対象: 2025年卒業予定の「就活会議」会員学生
有効回答:338件

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