これまでの実績と今後の展開について
現役産業医が代表を務める iCARE は、人事担当者が抱える煩雑で複雑な健康管理をシンプルでカジュアルにする健康管理システム Carely を提供しています。Carely では、健康診断・ストレスチェック・長時間労働対策といった企業の健康管理をクラウドで一元化・自動化することができるため、人事担当者・産業保健スタッフの業務工数を大幅に削減することが可能です。
直近では、10,000名を超える大企業から50名を超えるベンチャー・スタートアップまで、幅広い企業の健康管理の負担軽減を実現しています。そうした実績を評価されて、2020年7月には経済産業省等が後援する「第5回 HRテクノロジー大賞」において、健康経営の普及・促進に貢献する優れたサービスとして「健康経営賞」を受賞いたしました。
また、今年9月には、健康管理システム Carely に蓄積する健康ビッグデータを活用して、健康課題の発見から効果検証までを行う健康経営プラットフォーム Carely Place を開始しました。生産性向上に寄与する従業員と組織の健康改善に取り組むことができるため、企業は手応えのある健康経営を実現することが可能です。
そういった中、2020年度は売上高が昨年対比2倍の成長を遂げました。この結果は、同じく2倍成長となった2019年度に続いて2年連続であり、安定した売上成長を今回の資金調達ではご評価していただきました。また、2020年12月現在では、契約社数は350社、契約アカウント数は13万IDを突破いたしました。
今回調達した資金を活用して、プロダクト開発やセールスマーケティング活動、カスタマーサクセス体制やコーポレート機能をさらに充実させていきます。そしてそれを実現するために、今回調達した15億円を使って暴れまわってくださる方を全方位で募集しています。
未曾有のコロナ禍に見舞われた2020年、健康管理はこれまで以上に重要視されています。しかしながら、法令遵守にかかる膨大な工数、健康情報の紙管理やFAX対応などのアナログ業務、自社内の基礎疾患者やメンタル不調者を把握しきれない人事体制など、企業の健康管理に関する課題は山積しています。こういった状況を可及的速やかにアップデートするべく、令和時代における健康管理の旗手として、iCARE は今後も働くひとと組織の健康を創ってまいります。