改正高年齢者雇用安定法の施行後2年が経過し、シニア社員の活性化は人事部門喫緊の課題となってきました。
今回定年後研究所は、パソナマスターズ社と共同で企業アンケート調査を実施し、改正法への対応状況や、シニア社員活性化に向けた取組状況を調査しました。また昨年、大企業社員を対象に「就業価値観インターネット調査」を実施し、キャリア自律度を規定する要因を探求しました。今回の講演では、企業取組と働く側の就業価値観を合わせ見ることで、企業対応のベクトルを考えてみたいと思います。
提供:株式会社星和ビジネスリンク
シニア社員活用の積極的要因、消極的要因を踏まえ、現在の人事施策で何が実施、検討されているのか、また、70歳法への対応状況はどこまで進んでいるのか、役職定年や、定年後再雇用制度の見直しは進んでいるのか、その概要をご紹介させて頂きます。併せて、就業価値観調査では、キャリア自律度を決める要因について、年代別に分析すると意外な結果が見えてきました。
定年後研究所では、大企業の中高年会社員の活性化を目的に、企業取組動向の調査や、従業員の就業価値観の関する量的・質的研究を重ねており、レポートや論文等で発信しております。また、調査・研究をベースに、「キャリア羅針盤」というeラーニングでのキャリア研修プログラムを、専門家と共同で監修・開発しております。
一般社団法人定年後研究所 理事所長
池口武志氏
新卒入社の日本生命保険にて長く管理職に従事し、多様な人材育成に取組む。 50代半ばで出向し、キャリア羅針盤の開発を統括する共に、定年後研究所所長を務める。 2023年3月桜美林大学院老年学修士(専門は「シニア期の就労問題」) キャリアコンサルタント、消費生活アドバイザー、AFP、心理的資本協会理事、シニア社会学会会員 著書に「定年NEXT(廣済堂新書)」「人生の頂点は定年後(青春新書)」