(1)現代におけるキャリアの課題とは?
多くの日本企業が抱える、キャリア自律を推進する際の課題を取り上げます。
(2)現代版プロティアン・キャリアとは何か。
1976年ダグラスホール・ホール博士が提唱したプロティアン理論を土台とし、現代に適合する戦略的実践手法を接合したフレームワークが「現代版プロティアン・キャリア」。最新理論をもとに現代のキャリア課題を解消する方法を伝えます。
(3)最新事例の紹介
大手メーカー、IT企業などへの最新導入事例。今注目のリスキリングを促進する、キャリア総合支援策である『プロティアン・キャリアドック』の導入事例を紹介します。
<こんな方にお勧め>
・組織と個人の関係性(エンゲージメント)の向上に貢献したい方
・人的資本最大化に関心のある方
・変化する時代におけるキャリアのあり方に関心のある方
提供:一般社団法人プロティアン・キャリア協会
<注目ポイント>
・人的資本経営、キャリア自律、リスキリングが必要とされる時代背景
・社員のキャリア自律を促進するにあたり、企業が直面している課題とは?
・変化の時代に適応する、キャリア自律の教科書”現代版プロティアン・キャリア”の特徴とは?
・伝統的なキャリアとプロティアン・キャリアの違いと、その必要性とは?
・個人の行動変容に伴走する、”プロティアン・キャリアドック”の内容と、導入事例・結果の紹介
<メッセージ>
当団体は、経済産業省・金融庁をオブザーバーとする「人的資本経営コンソーシアム」、並びにパーソルキャリア株式会社が事務局を務める「キャリアオーナーシップコンソーシアム」(戦略顧問:田中研之輔)と連携。250名を超える認定者の方々と共に、人的資本最大化を促す現代版プロティアン・キャリアの理論・実践手法を広げ、日本の未来をより良くする活動を展開しています。
キャリア自律開発の最新知見であるプロティアン・キャリアは、自分の可能性を信じて広げるうえで、組織とのより良い関係を創る未来型のキャリア開発の教科書ともいえます。ぜひまずは参加いただき、プロティアン・キャリアを知ってほしいと思います。
<現代社会が抱えるキャリア自律・リスキリングに関する課題>
組織内キャリア依存の影響が色濃く残っており、下記の課題が顕在化
1. キャリア自律を推進する人事部門自身が、自社におけるキャリア自律を言語化し浸透させることが難しい
2. 組織から与えられる仕事をこなすことでキャリア形成されるという社会通念があり、キャリア自律的な目標設計・行動変容が起こりづらい
3. キャリア自律度を定量的に測る手段に乏しい
4. 管理職自身がキャリア自律の理解が無く、メンバーのキャリア支援の仕方がわからない
<プロティアン・キャリアドックによる課題解決の概要>
1 1976年アメリカの心理学者、ダグラス・T・ホール氏の「プロティアン・キャリア」理論を元に、法政大学・キャリアデザイン学部教授 田中研之輔が「現代版プロティアン・キャリア」を提唱。変化の時代に適応する本理論に基づき構成された「eラーニング」「セミナー」「研修」「面談」(=プロティアン・キャリアドック)を通じて、 組織内のキャリア自律の共通言語化を実現し、キャリア対話型の組織開発を支援する。
2 研修受講満足度ではなく“行動変容”に拘っている。プログラムを通して「知る→実践する→壁を理解する→壁を突破する技術を身に着ける→習慣化する」プロセスを辿ることができる。個人のキャリア形成を個人任せにせず、研修の中でメンバーとリーダー、メンバー間で定期的な対話を実施する設計。個人のビジョンを言語化し、組織のパーパスや中長期的な経営計画の重なりを見出すワークを行い、語り合う場を提供することで、個人と組織が互いのキャリア自律を応援し合う、良好な関係構築を支える。
3 プログラム実践前後で業務提携先のパーソルプロセス&テクノロジー株式会社が開発したキャリア資産診断ツール「プロテア」を使用して、キャリア資産の可視化を実現。「生産性資産」、「活力資産」、「変化資産」の3項目を数値・レーダーチャートで可視化し、プログラム実施前後の変化を測定。また、「キャリア開発行動」に関するアンケート調査を同時に実施することで、具体的にどの程度行動変容しているかも確認。
4 キャリア支援を行う管理職の意識・行動を変えるスタンス開発を実施。管理職同士の対話の場も提供することで、キャリア課題解決が個人と組織の相互の成長に繋がるとの共通の価値観を組織全体へ浸透。
①リスキリング実態調査レポート
②パーパス意識調査レポート
一般社団法人プロティアン・キャリア協会 Chief Growth Officer(最高事業成長責任者)
栗原 和也氏
4designs株式会社 執行役員/一般社団法人プロティアン・キャリア協会 Chief Growth Officer(最高事業成長責任者)。CX&Harmony 代表。 ■略歴: 2011年外資系総合ITサービス企業にシステムエンジニアとして新卒入社。総合商社向けの基幹システム開発、業務変革(BPR)プロジェクト等に参画。2017年に人事部へ異動。新卒採用担当として、年間50~300名のエンジニア採用をリード。延べ5,000名を超える学生との対話を実施し、企業・学生双方が納得できる採用の形を探求している。2021年7月よりプロティアン認定ファシリテーター。企業の垣根を超え、キャリアについて気軽に越境対話できる『越境キャリアカフェバー』を運営。2022年10月に独立し現職。人事・組織開発コンサルティング、研修・セミナー講師等を担う。組織と個人がシナジーを生み、誰もが自分らしいキャリアを築ける世の中を目指す。