コラム・対談・講演録
健康経営の広がり
特別読み切り
継続的な企業経営には、社員の成長と活躍が不可欠であり、その基盤は“健康”であることに疑いないが、従来、社員の健康問題は自己責任と捉えられる傾向があった。
しかし、近年では社員の健康問題も経営課題と捉える「健康経営」の考え方が広まってきており、経営的な視点、戦略的な実践が企業に求められるようになった。
日本政府の“日本再興戦略”を受けて2015年から始まった東証一部上場企業の健康経営銘柄の選定、ホワイト500の認定など、国全体で健康経営に取り組む企業を評価する動きが進んでおり、東京商工会議所も中小企業への浸透を目指し、昨年から健康経営アドバイザーの認定研修を始めるなど、広がりを見せている。