“周年コンテンツ”の発信は企業のプロモーションに有効か? 求職者からのに問合せで採用に繋がる可能性も

株式会社IDEATECHは2023年3月6日、「企業の周年記念に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2023年1月27日~29日で、従業員数100名以上の企業の経営者96名から回答を得た。調査結果から、“周年”に関するコンテンツの発信経験の有無のほか、自社のプロモーションに活用するためにどのような周年コンテンツを発信したいと考えているかなどの実態が明らかとなった。

6割が周年に関するコンテンツの「発信経験がある」と回答

事業やサービスの“周年”を記念し、社内でさまざまな企画やイベントを実施する企業もあるが、周年に関するコンテンツの発信を行う企業はどの程度あるのだろうか。IDEATECHはまず、「これまで周年に関するコンテンツを発信したことがあるか」と尋ねた。すると、「何度もある」が27.1%、「数回程度ある」が33.3%で、合計は60.3%と、6割が周年コンテンツの発信経験があると回答した。
“周年コンテンツ”の発信は企業のプロモーションに有効か? 求職者からのに問合せで採用に繋がる可能性も

8割以上が周年コンテンツの発信後に「問い合わせがあった」と回答

次に同社は、「周年に関するコンテンツを発信したのち、問い合わせがあったか」を尋ねた。すると、「何度もある」が41.3%、「数回程度ある」が44.4%と、「ある」との回答は計85.7%となった。周年コンテンツの発信が何らかの問い合わせに繋がったとの回答が8割以上を占めた。
“周年コンテンツ”の発信は企業のプロモーションに有効か? 求職者からのに問合せで採用に繋がる可能性も

周年コンテンツの発信は「採用」に関する問い合わせにつながる傾向

続いて、「周年に関するコンテンツを発信したのち、どのような問い合わせがあったか」を同社が尋ねると、「新卒の応募」が63%で最多だった。以下、「中途・第2新卒の応募」が51.9%、「営業」が50%と続いた。周年コンテンツの発信後、採用に関する問い合わせに繋がったとする企業が多いことがわかった。
“周年コンテンツ”の発信は企業のプロモーションに有効か? 求職者からのに問合せで採用に繋がる可能性も

「周年コンテンツ」をプロモーションに活用したい企業は約7割に

また同社は、「今後、自社の事業・サービスの節目を記念し、プロモーションに活かしていきたいと思うか」と尋ねた。すると、「非常にそう思う」(39.7%)と「ややそう思う」(30.2%)との回答が計69.9%と、周年に関するコンテンツをプロモーションに活用したい意向を持つ企業は7割に迫った。
“周年コンテンツ”の発信は企業のプロモーションに有効か? 求職者からのに問合せで採用に繋がる可能性も

周年コンテンツで発信したいことは「周年記念イベントやセール」が最多に

最後に同社が、「どのように周年のコンテンツを発信していきたいか」を尋ねると、「周年記念イベントやセール」(53.7%)が最多だった。そのほか、「周年記念特別企画」と「従業員や顧客への記念品の贈呈」(ともに50.7%)、「周年記念ロゴやバナー」(47.8%)が上位にあがった。
“周年コンテンツ”の発信は企業のプロモーションに有効か? 求職者からのに問合せで採用に繋がる可能性も
経営者の過半数が「周年に関するコンテンツ」の発信を経験し、そのうちの8割以上がコンテンツ配信後に問い合わせがあったと回答した。また、問い合わせ内容は新卒・中途・第二新卒などの採用に関するものが多いようだ。インターネットでの情報収集が前提となっている今、周年に関するイベントの告知も企業のプロモーションとして有効活用できるかもしれない。