山形県内のコワーキングスペースを拠点に、創業や地元企業のDX推進を支援

山形県では、先進技術を活用したイノベーション創出による産業の高付加価値化や、地域活性化を目指しているという。今回、その一環として、NTT Coｍの持つAIや5Gに関するノウハウを地域の産業振興に役立て、関係人口（※）の拡大や地域経済の発展に貢献することを目指し連携協定を締結した。本協定により、山形県は県内のコワーキングスペースの提供やセミナーの企画、相談窓口の運営などを行い、山形県内での創業支援や、産業を支える多様な人材の創出に取り組む。NTT Coｍは、AIや5Gなどを活用した地元企業の新規サービスの開発や実証実験などを支援し、ビジネスモデルの創出や、市場開拓の支援をしていくという。具体的な概要や取り組み内容は下記の通りだ。



（※）関係人口：地域外に拠点を持ちながらも、地域や地域の人と継続的に関わる人の数

両者は今後も、山形県内の地元企業を対象とした企業間マッチングなどを推進することで、付加価値の高いビジネス創出に向けた支援をさらに充実させていきたい考えだ。

働き方の多様化を背景として地方へ移住する人も増加傾向にある中、地域における雇用創出やイノベーション創出に向けては、地域企業のDX化が課題となっている。本協定のように、先進技術やノウハウを持つ企業と自治体が協力することで、そうした課題解決の糸口が見つかるのではないだろうか。今後も官民連携の取り組みに注視していきたい。