大和財託、役員および社員の給与水準を平均7%引き上げ。賃上げにより社員が豊かに働ける環境づくりを推進したい考え

大和財託株式会社は2022年8月5日、同年9月1日より役員および社員を対象に、給与水準を平均7%引き上げると発表した。同社は、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、給与改定や福利厚生などの環境づくりを継続的に実施しており、今回の給与水準引上げもそうした施策の一環とのこと。これにより、社員が物心ともに豊かに働ける環境をつくり、顧客へのサービスの質向上や企業理念・ビジョンの実現につなげたいとしている。

社員の働く環境を整備し、サービスの質向上および企業理念・ビジョンの実現を目指す

大和財託株式会社は、「資産運用の総合サービスを通して人々の幸せと、地域社会・国の発展に貢献する」ことを企業理念に掲げ、「企業規模を更に拡大し資産運用業界をリードする」ことをビジョンとしている。そうした理念やビジョンの実現のため、幅広い分野における多様な人材確保や、給与・福利厚生等の改定を行っている。

同社は、これまでも社員のパフォーマンス向上のために積極的な設備投資を行い、DX化の推進や、各種報酬・資格手当、企業版確定拠出年金の導入、社員研修旅行、各種食事会などの福利厚生の充実も図ってきたという。

これらの取り組みの一環として、大和財託は今回、役員および社員の給与水準を平均で7%引き上げることを決定した。同社は、今後も社員が物心共に豊かに働けるよう、職場環境の整備に努め、企業理念・ビジョンの実現を目指していく方針だ。給与水準引上げの概要は以下の通り。

【概要】
●対象者:同社役員および社員(正社員)
●実施内容:給与水準を7%引き上げ(役職及び等級等に応じて変動)
●開始時期:2022年9月1日


多様な人材活用や、社員の幸福度を重視する企業の取り組みに関心が高まる中、給与水準の向上も企業の課題の一つと言えるだろう。物価高騰などによる不安定な社会情勢が続く中、今後の状況を注意深く確認し、自社の対応を検討していきたい。