ハイスキルIT人材の中途採用を強化したパーソルテクノロジースタッフ、市場価値連動型の人事66で優秀なエンジニアの確保へ

パーソルテクノロジースタッフ株式会社(以下、パーソルテクノロジースタッフ)は2022年1月26日、エンジニアの成果および顧客評価を人事評価により直接的に反映する、市場価値連動型の人事制度の活用により、スペシャリスト志向を持つハイスキルIT人材の中途採用を強化していくと発表した。個々のエンジニアが思い描く自分らしい働き方や、エンジニアとしてのやりがいを見出すと共に、優秀なエンジニアの活躍を通じて社会のデジタル化推進に貢献していくという。

エンジニアのキャリアの選択肢を増やし、DX推進に向けて人材不足解消の一端を担う

急速な技術の発展やDX化が進む昨今、高度なスキルを持つ「ハイスキルIT人材」の確保は困難な状況となっている。また、育成ノウハウや実績が不十分なため自社内での教育が遅れてしまうことや、社内での人材育成が難しいことが、企業のDX推進の課題としてあげられる。実際に、パーソルホールディングスが2021年7月に発表した「DX推進に関する最新動向調査レポート」では、ハイスキルIT人材を採用するため派遣やフリーランスなどの外部リソースを活用する企業は、約7割におよぶ状況だという。

また、企業に所属する社員は、技術職でも年次と共に人材育成や社内行事の運営など、事業運営のコアメンバーとしての責務を求められることが多く、「専門性やスキル向上に集中できるようなキャリアの選択肢が不足する」という課題がある。このような人事方針により、特定分野で継続的に経験を積みたいと考える社員のなかには、希望するキャリア像との相違が発生することもあるという。

そこでパーソルテクノロジースタッフは、エンジニアがスキルを高め、市場価値向上を追求することを目的に、最新技術の習得やスキル向上、キャリア構築を自立的に行いたいと考える、スペシャリスト志向を持つハイスキルIT人材の中途採用の強化を決定した。「エンジニアとして現場の仕事に集中し、さらにスキルを高めたい」、「仕事そのものを自ら選び、自分の意志でキャリア構築をしていきたい」といった希望を持つエンジニアに対して、キャリアの選択肢を増やしていく姿勢だ。

今回の中途採用枠では、顧客評価がよりダイナミックに人事評価に反映される「市場価値連動型」人事制度を採用する。四半期に一度の頻度で給与の見直しを実施し、前期の評価によりインセンティブ額(業績給)および還元率が変動する仕組みだ。本制度により、年収1,000万円以上を目指すことも可能だという。また、すでに同社でエンジニアとして活躍する社員も適用の対象としている。
個々のエンジニアが継続的に学び続けられる体制を整えることは、不足するIT人材の確保にもつながるだろう。さまざまなキャリアの選択肢を自らが選べる仕組みにより、人材育成が進むことは、企業としての成長にもつながるのではないだろうか。