株式会社ショーケースは2021年4月12日、地方ITエンジニアのキャリアに関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2021年3月29日~30日、地方在住で週に3回以上のテレワーク勤務を実施する30歳~40歳のITエンジニア103名より回答を得た。これにより、地方に住むITエンジニアが、現在の仕事環境に対するどのような意識を持っているかなどが明らかとなった。
約7割が「居住地を離れたくない」と回答
地方に住むITエンジニアは、現在の居住地に対してどのような思いを持っているのだろうか。はじめに、「仕事のために現在の居住地を離れることに抵抗感はあるか」と尋ねた。その結果、「とてもある」が34%、「少しある」が35.9%と、合わせて69.9%が「現在の居住地を離れたくない」と考えていることが分かった。居住地を離れたくない理由は、「居住地への愛着」が最多
前設問で「とてもある」、「少しある」と答えた回答者を対象に、「現在の居住地を離れることに抵抗がある理由」を尋ねた。すると、「居住地への愛着」が54.2%で、最も多い結果に。以下、「子育てなど家庭の事情」が44.4%、「パートナーの仕事の事情」が29.2%と続いた。約8割が「フルリモート可能な都内の企業」に関心あり
また同じく最初の設問で「とてもある」、「少しある」と答えた回答者に、「仮に東京にある企業がフルリモートを認める採用を行っていたら、関心はあるか」と尋ねたところ、「とても関心がある」が19.5%、「少し関心がある」が59.7%となり、合わせて79.2%が関心を示していることが明らかとなった。
企業が求める高いスキルや専門知識を持つ人材は、地方にも多くいるだろう。リモートワークが急速に普及し、居住地を問わずに働ける環境が整ってきているいま、優秀な人材を採用するチャンスは、あらゆる場所にあると言えそうだ。