合同会社DMM.comが運営する、モノづくり施設を中心とした事業課題解決型プラットフォーム「DMM.make AKIBA」は2021年1月27日、北海道石狩市・京都府舞鶴市・山口県岩国市・福岡県北九州市とエリアパートナー契約を締結したと発表した。同プラットフォームは「地方創生」を目的としており、「地域ごとの課題」に対して同社が事業企画を提供するとともに、自治体との連携を広げることで、モノづくりやビジネスを加速するイノベーションを支援していく考えだ。
民間企業の「ものづくり現場」のノウハウを活かし、地方自治体のイノベーション創出を支援
DMMでは、2019年より「DMM地方創生」とした取り組みを開始。「事業創出企業として地域に貢献する持続可能な事業を生み出す」をミッションに掲げ、アニメなどのエンターテインメント・コンテンツ事業、英会話やプログラミングなどの教育事業、3Dプリントなどのハードウェア事業など、50以上の事業を展開してきた。組織は、分野ごとの専門チームで構成され、社内ネットワークを活用した事業企画にノウハウをもつという。また、2014年から展開している「DMM.make AKIBA」は、スタートアップや企業の開発拠点としても活用される、イノベーターを総合的に支援する事業課題解決型プラットフォームだ。イノベーション・インキュベーションのためのマッチングといった企画運営も展開している。
今回新たに4都市がエリアパートナーに加わり、各自治体の課題に対して、官民が連携するなどして解決をはかるという。同社は、これまでにもコワーキングスペースのプロデュースやワーケーション誘致などの実績があり、地方でのモノづくりとビジネスを加速するイノベーション支援を継続して行くとしている。
この締結により、各自治体が目指す内容は下記の通り。
●舞鶴市
2019年から実施している、都市部の企業と市内事業所によるビジネス交流の促進や企業のサテライトオフィスの誘致、若者によるイノベーションの創出などを、さらに推進していく。
●石狩市
北海道のエネルギー基地として発展し、再生可能エネルギーを活用して脱炭素社会を目指すため、首都圏の企業と連携の可能性を広げ、官民連携による地域課題の解決に取り組む。
●岩国市
2021年2月より、地域の企業、クリエイター、起業家などへのサポートを目的としたスペースをオープン。新たなアイデアを生む環境を一層整え、“ワクワク”を創出したい。
●北九州市
2020年7月に内閣府「スタートアップ・エコシステム推進拠点都市」に選定。市内の中小企業やスタートアップの成長を加速させ、新しい産業の創出や地域課題の解決を目指す。
2019年から実施している、都市部の企業と市内事業所によるビジネス交流の促進や企業のサテライトオフィスの誘致、若者によるイノベーションの創出などを、さらに推進していく。
●石狩市
北海道のエネルギー基地として発展し、再生可能エネルギーを活用して脱炭素社会を目指すため、首都圏の企業と連携の可能性を広げ、官民連携による地域課題の解決に取り組む。
●岩国市
2021年2月より、地域の企業、クリエイター、起業家などへのサポートを目的としたスペースをオープン。新たなアイデアを生む環境を一層整え、“ワクワク”を創出したい。
●北九州市
2020年7月に内閣府「スタートアップ・エコシステム推進拠点都市」に選定。市内の中小企業やスタートアップの成長を加速させ、新しい産業の創出や地域課題の解決を目指す。
企業と自治体の連携で、より価値のあるアイデアの創出につながる場合もあるだろう。民間企業の先進的なノウハウや専門性を活かした「イノベーション・インキュベーション」の好事例となる展開を期待したい。