コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は2020年12月14日、自社グループの健康経営への取り組みとして、「Sawayaka ウォーク2020」を開始したと発表した。自社開発のオリジナルアプリの配信により社員に適度なウォーキングを促し、個人の歩数の合計値や、部署/支店ごとのチームによる団体戦の合計値をランキング形式で表示することにより、社員の健康増進とともに、チームビルディングの促進を目指すという。
ウォーキングを促進しながらコミュニケーション醸成へ
これまでコカ・コーラボトラーズジャパンでは、暮らしに寄り添う製品やサービスの提供を目指してきた。また総合飲料企業として、社員自らの活動的かつ健康的なライフスタイルの維持が責務と捉え、「コカ・コーラ ボトラーズジャパン健康宣言」を発表し、健康経営に取り組んできた。継続的な社員の健康増進を図り、本年3月にはNPO法人健康経営研究会が行う「健康経営優良法人(ホワイト500)」に認定された。このような中、同社の「新たな働き方」への取り組みにより、直行直帰や在宅勤務の機会が増加。通勤や移動の機会が減ったことにより、社員が体を動かす時間も減少傾向となった。そこで同社では、ウォーキングという適度な運動を促すことを目的に、「Sawayaka ウォーク2020」の開催に至った。
同取り組みでは、社員に付与するスマートフォンに自社開発のオリジナルアプリを配信し、「歩数」と「目標達成率」が1日および1週間単位で表示される仕組みになっている。また、歩数の合計値により上位社員をランキング表示。さらに、所属部署や支店などチーム参加が可能な団体戦ランキングを表示する機能も備え、社員の健康増進を図るとともに、コミュニケーション機会の醸成によるチームビルディング促進を図る考えだ。
同社は社員の健康保持や増進を通して、今後も人々の生活に寄り添った持続的かつ高品質なサービスや付加価値を提供していきたいという。
働き方改革だけでなく新型コロナウイルス感染症の影響もあり、勤務日や休日に関わらず自宅で過ごす時間を余儀なくされたビジネスパーソンも多いだろう。社員の心身の健康保持を目指し、今後は企業側が社員の健康面をサポートしていく策が必要かもしれない。