株式会社ビズヒッツは2020年10月7日、社会保険労務士事務所office roleの郡司果林氏監修のもと行った「WEB会議の悩みに関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2020年9月1~5日で、WEB会議をしたことがある全国の男女527名より回答を得た。これにより、WEB会議のメリットやデメリット、悩みなどが明らかとなった。
「WEB会議派」と「対面会議派」がおおよそ五分五分に
新型コロナウイルス感染症拡大や働き方改革の影響を受け、テレワーク制度を取り入れた企業も多いだろう。会議もWEBを活用したものが主となるなか、ビジネスパーソンはWEB会議についてどのように感じているのだろうか。はじめに、「WEB会議と対面会議、どちらがよいか」を尋ねた。すると、「WEB会議」が48%、「対面会議」が52%と、対面会議の方がよいとの回答がやや多い結果となった。
加えて「対面会議がよい」と回答した人にその理由を尋ねると、「意思疎通しやすい」が最も多い結果に。次いで、「WEB会議は不具合が生じる」、「発言を議論しやすい」、「資料や現物の共有ができる」となった。
また、「WEB会議がよい」の回答者に理由を尋ねると、「移動しなくてよい」が2位以下と大きく差をつけて最多に。次いで、「緊張やストレスがない」、「会議が長引かない」、「画面共有ができて便利」となった。
また、「WEB会議がよい」の回答者に理由を尋ねると、「移動しなくてよい」が2位以下と大きく差をつけて最多に。次いで、「緊張やストレスがない」、「会議が長引かない」、「画面共有ができて便利」となった。
8割以上がWEB会議に何かしらの不満あり
次に、「WEB会議で困っていることがあるか」を尋ねた。その結果、「ある」との回答が85%にのぼり、「対面会議よりもWEB会議の方がよい」とした人でも、WEB会議に対して何かしらの課題を抱えていることが明らかとなった。
さらに「WEB会議で困っていることがある」という回答者にその理由を尋ねると、最も多かったのは「音声や映像の不具合」だった。次いで「話すタイミングが難しい」、「反応がわかりづらい/伝わりにくい」という結果に。通信状況によって音声や映像が途絶えるなど、WEB会議における環境に煩わしさを感じているビジネスパーソンもいるようだ。
WEB会議用の機器を新たに揃える人も
最後に、「WEB会議のために購入したもの」を尋ねた。すると、最も多かったのは「ヘッドホン・イヤホン・マイク・ヘッドセット」で、2位以下と大差を付ける結果に。以下、「WEBカメラ」、「椅子/座椅子」と続いた。WEB会議に伴い、新たに必要となる機器を購入したり、より高性能な機器に買い替えたりした様子がうかがえる。また、照明やパーテーションなど、カメラ映りを考えたグッズを購入している人もいるようだ。
緊急事態宣言発令を受けて急遽テレワークやWEB会議を開始した企業も多く、慣れないなかでの移行に、不満や課題を感じているビジネスパーソンもいるかもしれない。WEB会議のメリットとデメリットを踏まえ、ニューノーマルな時代における会議の在り方を考えてみてはいかがだろうか。