厚生労働省(以下:厚労省)は2020年9月1日、働き方改革推進支援助成金(新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース)の2次募集をおこなうとともに、申請の受付を9月1日より開始したと発表した。これにより、新型コロナウイルスの感染対策として、テレワークの新規導入に取り組む中小事業主をさらに支援していくという。
2次募集開始で、さらなる中小企業を支援
厚労省はこれまで、働き方推進支援助成金(新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース)の交付申請を2020年3月9日~5月29日まで受け付けていた。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は長期化している。同省はそのような状況を鑑みて、中小企業のテレワーク導入を支援するため、本助成金の2次募集をおこなうことを決定。交付申請期限は2020年9月18日までとなっている。支給対象となるのは、2020年4月7日~交付決定日から逆算して1ヵ月を経過した日までにテレワークを新規で導入し、実際におこなった労働者が1人以上いる企業だ。テレワークの導入や実施に関して、「テレワーク用通信機器の導入や運用」、「就業規則や労使協定などの作成と変更」など、支給対象となる取り組みに要した費用の一部を助成するという。
1次募集時に、テレワーク用通信機器の納品が遅延した場合や、テレワークの導入自体が期限に間にあわなかった場合など、申請が困難だった事業主もいるだろう。今回の2次募集を受け、自社が対象となるか確認してみてはいかがだろうか。