オフィスワークのムダは「通勤時間」や「会議・朝礼」と回答(ビズヒッツ調査)

株式会社ビズヒッツは、リモートワークで気づいた「オフィスワークのムダに関する意識調査」の結果を2020年8月6日に発表した。調査期間は2020年7月15日~29日。リモートワークを経験した全国の男女1,010人から回答を得た。これにより、リモートワーク経験者が感じるオフィスワークのメリットやデメリットが明らかとなった。

6割以上が「リモートワーク派」

新型コロナウイルス感染症の拡大により、急遽リモートワークを行ったビジネスパーソンも多いだろう。はじめに、「リモートワークとオフィスワークのどちらがいいか」を尋ねた。すると、「リモートワーク」との回答は32.5%、「どちらかというとリモートワーク」が34.9%と、合わせて67.4%が「リモートワークの方がいい」と感じていることが明らかとなった。
オフィスワークのムダは「通勤時間」や「会議・朝礼」と回答(ビズヒッツ調査)

オフィスワークのムダは、「通勤時間」や「会議・朝礼」

続いて、リモートワークで実感した「オフィスワークでムダだと思うこと」について尋ねると、最も多かった回答は「通勤時間」が664人と、全体の6割以上を占めた。次いで、「会議・朝礼」が456人、「雑談」が89人、「紙の資料」が82人という結果になった。

回答者からは、「通勤時間がない分を家事や趣味にあてられた」、「会議のために出社する時間や費用がなくなった」、「紙の資料を印刷しなくても、メールやファイルでのやり取りでどうにかなった」などの声が挙げられた。
オフィスワークのムダは「通勤時間」や「会議・朝礼」と回答(ビズヒッツ調査)

オフィスワークのメリットは「スムーズなコミュニケーション」

最後に、「リモートワークを経験したからこそ気づいたオフィスワークのメリット」を尋ねた。その結果、「コミュニケーションがスムーズにとれる」が657人と、圧倒的に多かった。次に、「オン・オフの切り替えができる」が160人、「仕事の環境が整っている」が153人と続いた。

回答者から多く聞かれたのは、「すぐに質問や相談をして解決できることから、仕事がスムーズに進む」という声だ。4位の「息抜き・気分転換になる」や、5位の「連帯感が生まれる・励みになる」も、対面でのコミュニケーションがあるオフィスワークのメリットといえるだろう。対面でのコミュニケーションは、相手の思いや理解度が伝わりやすく、誤解が生まれにくいという良さが大きいようだ。
オフィスワークのムダは「通勤時間」や「会議・朝礼」と回答(ビズヒッツ調査)
調査の結果、リモートワークとオフィスワーク、どちらにも仕事を効率化するために利点やムダがあることが明らかとなった。双方の良い面をうまく取り入れてくことや、これまで習慣化していたムダを省くことが、これからの働き方を考える鍵なのかもしれない。