株式会社ブリヂストンは2020年6月24日、新しい社内募金制度「BSmile(ビースマイル)募金」を設立し、寄付先となる団体の公募を発表した。対象となるのは、持続可能な社会の実現に向けて課題解決に取り組む非営利団体。こうした取り組みを支援することで、グローバル企業としてのリーダーシップを発揮していくとしている。
CSR体系に基づいた新制度で、従業員の自発的な参加を目指す
ブリヂストンはこれまで、グローバルCSR体系「Our Way to Serve」を基に、さまざまな社会貢献活動に取り組んできた。代表的なものに「ブリヂストン環境ものづくり教室」や、東日本大震災の復興支援の取り仕組みである「夢のつばさプロジェクト」などがあげられる。今回新たに設立された「BSmile募金」は、SDGsの達成に向けた社会課題の解決に取り組む団体を支援する社内募金制度だ。本制度は、従業員の寄付金に会社が同額を上乗せする、マッチングギフト制度の仕組みを取り入れている。
寄付の対象となるのは、3年以上の活動実績があり、現在も継続的に活動している非営利団体だ。また、ブリヂストンのグローバルCSR体系「Our Way to Serve」の重点領域である「Mobility (モビリティ)」、「People(一人ひとりの生活)」、「Environment(環境)」に該当する活動であることが条件となっている。応募期間は2020年6月22日から8月7日まで、支援期間は2021年1月1日から12月31日まで。1団体につき最大100万円が支援され、最大支援総額は200万円となる。
CSRの観点から、組織全体で社会貢献活動に取り組んでいる企業も増えてきている。持続可能な社会の実現に向けて、従業員が自発的に参加できる仕組みをいかに構築するかが重要な鍵となりそうだ。