コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社では、2020年6月、新型コロナウイルス感染症の影響による社会的変化に対応すべく、新しい働き方を推進すると発表した。今後も同社が掲げるミッションの実現に向け、社員の安全とビジネスの継続性確保を図りながら、新たなワークスタイルを創り出していくとしている。
変化を受け入れ、ライフスタイルに合った働き方を推進
2020年5月25日に全国の緊急事態宣言は解除されたが、先が見えない中、働き方をどのように変えていくべきなのか、悩む経営者も多いのではないだろうか。コカ・コーラは、今回のコロナウイルスによる社会変化を「新しい日常(New Normal)」と捉え、変化に対応した働き方を推進する。具体的には、今後も原則的に在宅勤務とし、出社する必要がある場合は最大週2日までとする。その他にも、「原則としてセーフティーファースト・出社時は時差出勤や交通機関のピークを避けた通勤の推奨」、「出勤時や社内でのマスク着用義務化」、「海外渡航原則禁止」、「対面会議は原則禁止・5名以上の場合はオンラインで実施」といった制度を取り入れる。
コカ・コーラでは、2018年よりテレワークの導入を開始。2019年に「スマート経営」を目標に掲げ、全社員へスマートフォンを配布したことでテレワークが本格始動した。これにより、以前はオフィスに出社せざるを得なかった経費精算や稟議承認といった業務が、社外でおこなえる体制を構築してきた。
また、今後もコアタイムを設定しない「スーパーフレックス制度」や「有給休暇取得推奨」、「ベビーシッターの提供」などを導入し、社員それぞれのライフスタイルに沿った働き方や環境を整えていくとしている。さらに、システムやインフラ導入の準備や、カルチャーとマインドセットの醸成を進め、「New Normal」への対応ができるよう取り組んでいくという。
withコロナ/afterコロナに備え、「新しい働き方」の導入を模索している企業もいるだろう。これまでとは違う日常の時代に対応すべく、柔軟な働き方を創造してみてはいかがだろうか。