株式会社ライトアップは、新型コロナウイルス感染症拡大にともない、「雇用調整助成金」の無料電話相談窓口を開設した。また、これまで既存顧問先のみ対象にしていた有料提供のコンサルティング業務を、全国の企業に対して無料開放するという。こうしたサービスにより、中小零細企業などの経営悪化やアフターコロナの影響を最小限にとどめることができるとしている。
現在進行形で発生している中小零細企業の課題を最小限に
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている企業が、活用を検討している制度のひとつとして「雇用調整助成金」が挙げられる。「雇用調整助成金」とは、新型コロナウイルス感染症蔓延により、企業側から従業員に休業を申し入れた場合の「人件費」を補助する制度のことだ。厚生省ホームページによれば、申請すると、中小零細企業は休業手当の最大9割に相当する額を受給できる。2020年3月以降、ライトアップでは「雇用調整助成金」についての問い合せが激増してきている。その主な内容は、「受給要件がわからない」、「申請を支援してくれる業者が見つからない」といったものだ。そうした状況を鑑み、顧問社労士がいない中小零細企業でもスムーズに申請を進められるよう、無料電話相談窓口を開設したという。
中小零細企業をサポートする、電話相談窓口の概要とは
「雇用調整助成金」の申請を希望する企業に対し、本助成金における「制度説明」、「条件診断」、「作業説明」、「士業手配の相談」等のサービスを無料で提供。もし相談後申請手続きをする場合、別途士業費用が発生するスタイルだ。実務作業は専門社労士、弁護士が進めていくため、個別で社労士を探す苦労もなく、速やかに申請ができるとのこと。今回発生した新型コロナウイルス感染症拡大によって、中小零細企業の経営には重大な影響と深刻な課題が及んでいる。この状況の中、経営悪化やアフターコロナの影響を最小限におさえ、自社の経営体力を維持するためには、この助成金の活用がキーポイントとなるだろう。