介護が原因で離職する人の数は、年間でおよそ10万人に上ります。なぜ、彼らは離職の道を選んだのでしょうか。厚生労働省が昨年1月に行った実態調査では、「介護離職」を経験した人の半数が「仕事を続けたかった」と回答しています。
それでは、一体どうすれば「介護離職」を防ぐことができるのでしょうか―。
対策を講じる上で大切なのが、“離職者目線”です。本セミナーでは、厚生労働省の最新の調査データから、「介護離職」の背景を理解していただいた上で、実際に寄せられた相談事例をもとに、仕事と介護の両立支援のポイントを学んでいただきます。
両立支援成功のカギは、「周知」と「相談」にあります。「両立が可能だ」という会社のメッセージを、離職者は受け取っていたのか。また、社内に相談できる環境はあったのか。こうした視点を常に持ち、自社の両立支援制度を継続的に見直していく必要があります。
本セミナーでは、他社様の好事例から、「介護離職」を防ぐために必要な支援とは何かについて、改めて考えていただきたいと思います。
慶應義塾大学を卒業後、介護福祉士を取得後に介護支援専門員を取得。
ケアマネジャーとしての業務経験を活かし、仕事と介護の両立を支援するため、大手企業の従業員向け介護セミナーにて講師を務める。
また、介護コンシェルジュとしても活躍。従業員の介護に関する悩みに対し、自身の現場経験を活かした個別相談も担当。