ライフスタイルや働き方の変化、責任の重さ等に伴いメンタル不調を抱える従業員が増え「気持ちが晴れない」「モチベーションがあがらない」という精神疾患「予備軍」も数多くいます。そのような中、メンタルヘルスケアの現状は「不調を抱えた社員自らが産業医やカウンセラーと話す予約をする、あるいは人事が促す」というものが主流であり、会社としては社員が不調を訴えて初めて対応するという「待ち」の姿勢であることは否めません。今後求められるのは、不調の「予防」を念頭に置き「能動的」に社員に働きかけていくスタイルのものです。2社の経営戦略本部長・人事責任者との座談会形式で、能動的なメンタルヘルスケアの事例を紹介します。
大手外資系製薬メーカー等を経て、現在は中国のハイアールグループ傘下の電機メーカーであるアクア株式会社およびハイアールグループ会社の日本地域人事の責任者(エグゼクティブディレクター)として勤務。
労務、人事制度、採用を含むすべてのHR領域の経験を有し、様々な規模や業界の企業での人事経験と、外資系企業にて本国との調整役を行ってきた経験を活かし、現職でも本国の中国とも交渉や調整を行いながら日本の人事部門を統括している。
医薬品等総合商社の日本商事の一般内勤職から経営トップの秘書業務を10年担当し、事業分割により医療用医薬品等製造販売業のアルフレッサファーマに移籍。
営業本部マネージャーから人事総務部長、経営企画部長を経て、現在は経営戦略・製品戦略・経理・総務・人事・CSR・リスクマネジメントを管掌する取締役常務執行役員経営戦略本部長。
管理系全般においての幅広い経験と人脈が強み。「今この瞬間を正しく見つめ不断の向上の道を歩む」が座右の銘。
日本公文教育研究会にて教室経営支援を行ったのち、外資・グローバル企業に特化した人材紹介会社エンワールド・ジャパン(エン・ジャパングループ)へ入社。
シニアコンサルタント・国家資格キャリアコンサルタントして主に製造・製薬企業を対象とした採用コンサルティング・管理職を中心にのべ3,000名の面談を行う。
Petraf合同会社のコンサルタントを兼務しつつ、2021年、EAP(従業員支援プログラム)・メンタル不調の能動的な予防のための面談を行うVeap Japanを創業。
JR九州で信号通信設備設計、京セラのコンサルファームにて人事コンサルティング業務に携わるとともに部長として同事業部門を率いた後、新経営サービス及び同社に所属。EAPのVeap Japanの取締役会長も兼任。
国内外にて、十数名の中小企業から数万人の大企業まで様々な規模かつ、あらゆる業種業態への組織・人事・教育に関する支援実績。
理念に基づいた経営と人事の融合をメインテーマに、豊富な制度構築や実務経験があり、特に策定だけではなく、内部に入り込む実践的運用支援が強み。