受付終了
H14

9/20(金)

10:55 - 11:55

The Data Empowerment Companyが実践するデータドリブン人事~組織改善と従業員の成長につなげるダッシュボードを活用した1on1~

この講演の「聴きどころ」を教えてください。
 HRテクノロジー活用のためには「ジョブ定義/スキル定義」が必要不可欠である、という視点を持ち本質的に理解している人事担当者は、残念ながらまだまだ少ないと言わざるを得ません。これらの定義作業をとにかくやりましょう!と促しても、モチベーションがないため一向に進まないのが現実です。
 他方で、1on1制度を取り入れたは良いがうまく運用されていない、機能していない、というケースも多くみられます。
 そこでなるべく多くの方々に共感してもらうべく、「ジョブ定義/スキル定義」と「1on1」とを結びつけて理解しやすく工夫した、という点がこの講演の最大のポイントです。
 すなわち、企業側で求めるスキルと従業員が保有しているスキルを共に見える化してダッシュボード上に表示し、これを見ながら1on1を実施することにより「クオリティタイム」が実現できる、ということをウィングアークの社内事例を通して理解して頂けるようにしました。
 さらにそれらに加えて、wevoxの活用により取得できた部門毎のエンゲージメントの情報をも1on1のネタにすることにより、個人の育成についてのみではなく共に組織をより良くしていくための未来志向のディスカッションが出来るのです。
 これらの先進的な取り組みを自社製品を用いて自ら実現したという画期的な事例の紹介です。
貴社の強みや、サービスの特徴をお聞かせください。
 MotionBoardは一般的に分析・ダッシュボードツールと分類されることが多いですが、すでに利用している基幹業務システム、タレントマネジメントシステムの標準機能や画面群に対してノンプログラミングで手軽にアドオン機能・画面を追加できるという特徴を持っています。
 物理的に散在するDB上のデータやExcel上のデータを1か所に集約し、ダッシュボード化することによりこれまでにないインサイトを得ることが出来ます。人事内のデータにとどまらず、財務会計、製造現場、営業のフロントエンド等のデータと掛け合わせてリアルタイムに可視化、分析することも容易に実現可能です。
 また、wevoxのようなサーベイプラットフォーム内のデータから得られるインサイトを、上記のような「掛け合わせ」の仕組みによってさらに拡張させることが出来るという点も特徴です。
登壇される方についてお聞かせください。
【民岡 良】
 ジョギングやジムのプールでの軽い水泳などもともとカラダを動かすのが好きで、最近はテニスにはまっています。頻度の割には大した上達はないのですが、気のおけない仲間と「頑張りすぎない」テニスをダラダラやるのが最高のリフレッシュになっています。
 カラダを動かした後、ジムのジャグジーやスーパー銭湯の電気風呂に浸かっているときには必ずなんらかの「閃き」があります。その内容は、もちろんHRテクノロジーの今後についてがほとんどです。

【杉山 聡】
 東大の大学院で数学の博士課程を修了した後、株式会社アトラエに入社。現在はデータサイエンティストとして従事しています。
 アウトドアからインドアまで、様々な趣味を楽しんでいます。最近は、春に自転車レースに出たり、今秋にマラソン大会に出たりと、長距離系の運動をよくやります。夢はトライアスロン参戦です。
 一方のインドア枠としては、最近、 VR にとてもハマっています。データサイエンスをテーマに VTuber 活動もしており、美少女に扮してこちらでも日々活動しております。( YouTube で「ベイズ統計」と検索してみてください。)
 最近、ワインの勉強をはじめましたが、難しくて挫折しそうです(笑)
ご参加の皆様へメッセージをお願いします。
 これまでは決して先進的な取り組みが出来ていたわけではない、ウィングアークのような国産のITベンダーでも、やるべきことをやるべき順番通りにやってここまで出来た、という「すぐに手が届く参考事例」として捉えて頂けたら幸いです。
 どうせ新たな取り組みを始めるなら「Moon Shot」(月面着陸を成功させること)を狙いたいものですよね。「Roof Shot」ばかり放っていても到底月には到着できないですから。
 しかしながら、日々の「Roof Shot」の積み重ねがあって初めて「Moon Shot」が狙えるようになるというのも事実です。
 この講演を聴いた皆様が、ぜひとも明日から「小さくとも重要な第一歩」を踏み出すことを切に願っています。
 そのための「指南書」として、書籍を1つご紹介します。
 「HRテクノロジーで人事が変わる」(2018年 労務行政、共著)

講師紹介

  • 民岡 良

    民岡 良氏

    ウイングアーク1st株式会社 人事ソリューション・エヴァンジェリスト

    慶應義塾大学経済学部卒。日本IBMにてWatson Talentの日本展開に従事した後、現在はウィングアーク1stにおける人事ソリューション・エヴァンジェリスト。HRテクノロジー・コンソーシアムの理事、および日本CHRO協会のアドバイザーも務め、日本企業の人事部におけるデータ活用ならびにジョブ定義、スキル・コンピテンシー定義を促進させるための啓蒙活動に従事している。 著書に「HRテクノロジーで人事が変わる」(2018年 労務行政、共著)がある。

  • 杉山 聡

    杉山 聡氏

    株式会社アトラエ データサイエンティスト / 慶應義塾大学 総合政策学部 島津明人研究室 上席所員

    東京大学大学院にて博士(数理科学)を取得の後、株式会社アトラエに入社。同社の1人目のデータサイエンティストとして、組織改善プラットフォーム wevox のデータ分析機能開発を手がける。また、ワーク・エンゲイジメントの第一人者である慶應義塾大学の島津教授と、仕事と余暇の関係についての研究を遂行中。

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