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9/20(木)

9:30 - 11:55

異文化組織のチームマネジメント力を高める様々な価値観を活かし、チーム力を引き出す

この講演の「聴きどころ」を教えてください。
これまでのビジネスセオリーが通用しない時代になっています。エリア、業種を超えてこれまでは競合ではなかった企業が突如として競争相手になることもありえる時代です。
モノを「所有する」時代から「シェアする」時代へ。市場のニーズも大きくシフトしてきているのです。過去の延長線上に答えが見出せないからこそ、新しい価値創造が必要になります。市場はグローバルに拡がっています。日本企業は多文化を受け入れ、共存できなければ市場において自分たちの存在意義を示せなくなってきているのです。異なる文化的、政治的な背景をもつ人たちといかに最大のパフォーマンスを挙げられるのか、これまでの日本人だけのチームとは違うマネジメントが求められます。しかし、これまで異文化組織におけるマネジメントはうまく機能している事例ばかりとは限りません。ちょっとしたコミュニケーションのすれ違いから思わぬ誤解が生じチームとして成り立たなくなることも多々あります。日本人的な価値観やマネジメント方法を押し付けるのではなく、違い受け入れ、理解するマネジメントとはどのようなものなのか?果たして異文化組織のマネジメントを任されたとき何をどうすすたらいいのか迷うことも多いのではないでしょうか。答えはひとつではなく、公式はありません。現場でトライしながら試行錯誤することも重要です。これまでの画一的なマネジメントから多文化、異文化を背景にしたマネジメントのあり方を考えていきましょう。
貴社の強みや、サービスの特徴をお聞かせください。
HRインスティテュートのミッションは、「主体性を挽き出す」ことです。私どもは25年にわたり、「主体性を挽き出す」ことをプログラムを通して支援し、多くの個人や組織の成長と進化の場に立ち会ってきました。私たちが常にこだわっているのが「現場での実践」です。自ら考え、自ら動く。それこそが主体性の真の姿だと考えています。具体的なメソッドの1つが、ワークアウト・プログラムです。ここでは、「課題解決」と「人財育成」を同時に実現することで、組織のメンバーが自ら考え、主体的に行動する変革型組織を創ることを目指しています。具体的な「ワークアウト・テーマ」を設定し、対象企業内にプロジェクトチームを編成して、必要な知識をインプットしつつ、アウトプットへのコンサルテーションを行っています。
コンサルタントからの提言・提案を受けると言う受動的なプログラムでは実現できない、当事者、実践者を育成できることが最大の特徴です。また弊社の組織としては日本本社を中心にアジアに3拠点を展開しています。「主体性を挽きだす」というミッションの浸透を現場にも図り、現場主体のマネジメントを実践しています。同じアジアでも価値観や文化は微妙に異なります。自ら異文化におけるマネジメントを実践し試行錯誤しながらその時々で最適な解を探ってきています。自らの実践をコンサルテーションに活かす。それが私たちのスタンスです。
登壇される方についてお聞かせください。
前職在職中は、AV機器の事業戦略、商品企画に携わり、日本市場だけでなくグローバルのビデオ事業展開を担う部署で業務を推進してきました。その後青山学院大学院国際政治経済研究科を経て、コンサルティング業界で仕事をして約30年近くとなります。弊社HRインスティテュートの創業メンバーの一人としてコンサルティング、研修、コンテンツ開発に携わっています。コンサルティングでは大手建設会社、乳業メーカーの新規事業立案、IT企業の経営戦略立案などを推進し、また研修では金融、製薬、メーカーなど様々な業種、階層の方々の育成支援を実施してきています。一方で弊社書籍の執筆、その他コンテンツ開発も進めております。社内ではグローバルプログラムの推進しています。日本のビジネスパーソン達がさらにグローバルのビジネスフィールドで存在感を発揮し、もっている素晴らしい資源を活用して、いい仕事が出来るよう支援したいと考えています。また弊社グローバル拠点の担当として、拠点の運営も担当しています。弊社のグローバル拠点はひとつひとつは小さな組織ですが現地のメンバーがそれぞれの想いをもって仕事をしています。クライアントのために日々奔走し、信頼を勝ち取ってくれています。日本本社としてはリードしすぎず、併走する気持ちで現地のメンバーの主体性を大事にするマネジメントを実践したいと考えています。
ご参加の皆様へメッセージをお願いします。
ある外資系製薬会社のアメリカ本社トップがある時こう言いました。「日本市場の情報がほしいのに日本のメンバーは自分から何も発言しない。」それを聞き、非常に歯がゆい想いをしました。語学の問題ではありません。意見がないわけでもありません。日本人はスキルも高くすばらしい資源を持っているのに、それを積極的に発信しないことが多いようです。異文化に慣れていないからでしょうか。グローバルビジネスの現場でも戸惑っているという声を聞きます。実際にグローバルへビジネス展開をしてきたがどうもうまくいかない。。マネジメントでも何から手をつけていいのか分からず遠慮してしまったり、逆に押し付けになってしまい、チームの意識が揃わないなど、異文化マネジメントについて手探り状態で正解がまだ見えないのが現状ではないでしょうか?チームとしてパフォーマンスをあげるためには目標をしっかりと共有し、メンバーの意識をあわせることが重要なのです。正解は1つではありません。様々な人がいて、状況は多種多様です。今回は一方通行に講演を聞くだけでなく、皆さんが抱えている課題についても共有していただき、是非意見交換もしていただきたいと思います。インプットだけでなく、アウトプットによって異文化チームマネジメントのソリューションを探っていきましょう。

講師紹介

  • 染谷文香

    染谷文香氏

    株式会社HRインスティテュート 常務取締役 チーフコンサルタント

    青山学院大学大学院 国際政治経済研究科  経営学修士 University of California, Riverside (カリフォルニア大学リバーサイド校) ロシア文学研究プログラム受講 ソニー株式会社においてビデオ事業の戦略立案、企画担当。 現在は企業のビジネスプラン策定、戦略立案などのプログラムおよびノウハウ ドゥハウシリーズのトレーニングプログラムの実施に携わる。また複数の通信教育、e-Learningのコンテンツ開発にも携わる。

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