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HRプロとは
2015年08月07日 09:44
採用難と人材確保競争の激化 今、日本の企業は大変な人材確保難に直面している。毎月厚生労働省が発表している有効求人倍率は、2015年6月で1.19倍(季節調整値)に達しており、リーマンショック前の水準を超え、近年稀にみる人材難と言える。 <図:市場/有効求職者数・有効求人数・有効求人倍率の推移> 出典:一般職業紹介状況(厚生労働省) (注)数値は季節調整値。主な景気の名称は内閣府の景...
2015年07月09日 17:34
包容力はどう持てばいいのか 90年代後半から日本に入ってきた成果主義はもしかしたら、曲りうねりながら育つ人を切り捨ててしまったかもしれない。しかしながら、キャリアで回り道をした人にこそ「仕事の本質を見抜く」力がある。そのような人が、腰を据えて、覚悟をもって、仕事に臨めるように、今こそ企業は包容力を持つべきではないか。前号ではそんな提起をさせていただいた。 では、企業はどのようにして、包...
2015年06月10日 16:53
人の成長カーブ もう昔話だが、大学生だった私はコピーライターを志し、コピー塾に通っていた。そこである日、講師の先生がボールペンで無造作に書かれた線の紙を見せた。 これ(上図左)は、コピーライターとして成功するかどうかを描いた線だという。線の一本一本がコピーライターとしての成功を目指す人を表している。 なんの苦労もなく伸び行く人もいれば、長いことくすぶっていてある日とつぜん...
2015年05月14日 13:37
ミドルマネジャー不遇の時代 前回の「歴史考察から読み解く人事マネジメント(2)」では、日本の企業経営が10年単位で小刻みに移り変わる様をみてきた(前回記事はこちら)。経営や組織・制度が変化する過程において最も大きな影響を受けてきたのは、ミドルマネジャーであった。そこで今回は、ミドルマネジャーがなぜ弱体化したのか、どのようにして克服していくべきなのかについて、「配る」マネジメントという新しい考...
2015年05月14日 13:22
10年単位で移り変わる日本の企業経営 前回は、日本企業のグローバル化について歴史的な変遷を辿りながら、特に人材のグローバル化に焦点をあてて、あるべきリーダー像を考察した。今回はまず、人事マネジメントに大きな影響を及ぼす「経営のあり方」に着目。10年単位で移り変わる日本企業の経営のあり方から振り返っていきたい。 戦後の立ち上がり期から高度成長期、バブル期、そしてその後の長期デフレに至るま...
2015年03月11日 18:23
歴史的構想力の重要性 トマ・ピケティの「21世紀の資本」が話題となって久しいが、r>gという結論はもとより、300年という膨大な年月まで遡り、歴史的観点から経済の変遷を読み取ったことに大きな意義を感じた読者も多いことと想像する。 かつて一橋大学の野中郁次郎教授が、経営やプロジェクトを成功に導いたリーダーや、歴史的転換点で活躍した人物を研究した結果、それらには「歴史的構想力」が備わ...
2015年02月12日 13:50
経営人材をどのようにして見極めていくのか 日本企業の人事が最も重要視し、しかし取り組み成果が最も不十分だと認識しているテーマが、次期経営人材の選抜と育成である。このテーマに関してコンサルタントとして長きにわたり携わってきた身としても、まだまだ力不足を感じる次第である。 HRプロが発表した最新の「人事白書2014」では、次世代リーダーの育成(対象者は主に事業部長~課長)に関して、大企業で...
2015年01月13日 16:01
自分の中の男性的な面と女性的な面 男女問わず誰しも、一人の人間の中には男性的な側面と女性的な側面が存在し、人生の中年期に男性的な側面と女性的な側面の折り合いをつける。このように指摘するのは、心理学者ダニエル・レビンソンである。レビンソンは著書『ライフサイクルの心理学』で、男性的な側面の要素を「業績と野心(仕事で成功したり、出世したり、自分や家族のためを思って財産をつくったりするもとになる(資...
2014年12月11日 18:17
大学生の仕事観 “安定的”に普通に働きたい。そう考える若者が増えているようだ。近年、よく耳にはしていたが、先日、私自身もそれを実感する出来事に遭遇した。 ある都内大学に講師としてお招きいただいた際、学生たちにどのような仕事観を持っているかアンケートを取った。アンケートで聞き出したポイントは、次の2点である。1つは、自分の好む仕事が、現状を安定的に継続させる「静的」なものか、絶え間なく変...